近年は国も副業を推進するなど、本業以外の仕事を始める人も珍しくありません。副業でフリーランスとして働く人も、増えてきています。
私も、以前は本業で医療事務をしながら、自宅でフリーランスとして活動する1人でした。
「今の仕事も好きだけど、もう少し収入は欲しい」
「仕事は辞めたくないけど、他の事にもチャレンジしてみたい」
「いつか、フリーランスとしてやっていきたい」
こんな風に思っている方にはぴったりの働き方なので、ぜひ参考にしてみて下さい。
副業フリーランスとは?おすすめの仕事やメリット&注意点も解説!
副業フリーランスは、企業に務めながらも終業後や休日を活用してフリーランスとして活動している人のことをいいます。
ランサーズが発表した、新・フリーランス実態調査 2021-2022年版 – Speaker Deckでは、副業系すきまワーカーとして分類され、フリーランス人口のうち26.9%の424万人が、本業を持ちながらフリーランスで働いています。
では、いわゆる副業やフリーランスとの違いについてご紹介していきます。
この記事では副業、フリーランスを以下の様に定義し、働き方の違いを紹介します。
副業 | 本業となる会社に勤めながら、勤務時間外に他の会社に従事すること |
フリーランス | 会社と雇用契約を結ばず、業務委託契約のみで自由に仕事を行うことを本業としている方 |
副業フリーランス | 企業に勤めながら、個人事業主としても独立し、オリジナルの商品・サービスを販売する。また、業務委託で他企業の案件を受け、収入を得るなど、本業の業務時間外にフリーランスとして活動をしている人 |
表からもわかるように、副業フリーランスは、本業もしながらフリーランスとして働く、ハイブリットな働き方なんですね。
副業とフリーランスの違いについては、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
副業フリーランスとして働くことは、本業をしているだけでは得られないメリットがたくさんあります。
その中でも、特に大きな5つのメリットをご紹介します。
プライベートな時間を有効活用し、稼げたらとても素敵ですよね。
私もそうなのですが、だらだらとテレビを見たり、スマホを見たりする時間って必ずあります。
もちろん、そういった時間も人生においてとても重要です。でも、なんとなく過ぎている時間を少しでも副業に充てれば、時間が無駄にならず収入も得られて一石二鳥ですよ。
日々の暮らしに張りも出て、満足感にも繋がります。
本業に関係のある副業であれば、身につけたことが副業でアウトプットでき、相乗効果で本業でのパフォーマンスも向上することでしょう。
また、本業に関係のない副業の場合でも、本業で身につけられない新たなスキルに加え、コミュニケーション力・営業力なども身につき、人材価値が高まること間違いありません。
培ったスキルで新たな分野にも挑戦できるなど、自分の可能性を広げられます。
「趣味のハンドメイドや音楽、イラストなどのスキルを活かして仕事をしたい」と思っても、それ1本では収入の面で不安が大きいですよね。ですが、副業フリーランスは本業があるので、経済面での安定を図りながら、チャレンジが可能なんです。
また、あくまでもプライベートな時間に副業をするので、今の仕事は続けたままでOK。経済的にも安定したまま、様々な経験ができるメリットがあります。
先ほどの話にも関係してきますが、フリーランスとして独立したくても、お客様が来ないことには始まりません。
スキルを磨くことはもちろん、継続的に繋がれるお客さんや紹介してくれる人脈を築いていくことは、フリーランスをしていく上でとても重要です。
本業の収入がある中で、独立するための準備ができるのって、安心ですよね。
以下のような費用も、副業フリーランスなら経費計上することで節税が可能です。
もちろん、何でも経費にしていいわけではありません。
「事業を行う上で必要な費用」しか、計上できない点に注意しましょう。
片手間でなく本格的に事業として取り組むなら、日々しっかりと帳簿付けを行うことで「事業所得」とすることも可能です。
メリットはこちら
経費については、こちらの記事が参考になりますよ『副業で経費計上できるケースとは?経費になるもの・ならないものや家事按分までを解説』
副業フリーランスはメリットも多く、とても魅力的な働き方です。
でも、注意しなければならないこともあります。しっかり確認して、リスクを回避しましょう。
優先すべきは、本業であることを念頭に置いておきましょう。
フリーランスの場合であれば、納期と質を担保できていれば、仕事の時間はある程度
自由に決められます。
一方で、副業はあくまで「副」業です。本業に支障が出るようでは、本業の会社からクレームがくる可能性も。副業の稼働時間は、勤務時間外にして本業に影響がない範囲で行いましょう。
そもそも、会社が副業を認めているのか、確認が必要です。働き方改革で、多くの会社が副業を認めるようになりました。しかし、副業を認めていない会社もまだまだ存在します。
自社の就業規則を確認し、わからなければ上司にも確認を取るようにしましょう。
隠れて副業してたことがバレた場合、会社の規定違反となり、最悪『解雇』となる可能性も考えられます。
副業をするということは、余暇の時間を削って働くということ。
そのため、本業に影響が出ないよう、時間や体調管理などの自己管理を今まで以上にする必要があります。副業で無理をして身体を壊してしまい、本業に影響が出ては本末転倒です。
また、本業が忙しいからといって、途中で副業を投げ出すわけにもいきませんよね。副業を始める前に、一度自分のライフスタイルについて見直してみましょう。
忘れてはいけないのが、確定申告です。条件次第では、確定申告の必要がありますので覚えておきましょう。
副業の所得が20万円を超える場合には、自分で確定申告をしなくてはなりません。
副業の所得が20万円以下であっても、医療控除、住宅ローン控除などの各種控除を受けたい場合や、青色申告の特例を受ける場合には、確定申告が必要です。
確定申告についてはこちらの記事も参考になりますよ。
デジタル化が急速に進行している現代だからこそ、下記の視点から注目の7つのお仕事をご紹介していきます。
Webサイトに掲載する商品や、サービスの紹介・ニュース・インタビュー記事・コラム・レビューなどの文章作成、また、YouTubeやインスタなどのSNSで使う台本など、その業務内容は多岐にわたります。
テクニックを学べば、未経験でも始められますよ。
YouTubeやTikTokなどの動画市場は、需要も高く、今後も伸びていくことは間違いありません。一般の人だけでなく企業や個人事業主などもチャンネルを作っていたり、動画広告を出していたりと、ビジネスにも欠かせないツールとなっています。
つまり、動画編集は需要が高く、簡単なものなら未経験からでも1か月や2か月で身につけられる、比較的学びやすいスキルです。
サイトの背景やテキストのスタイル、色味など見た目に関するデザイン全般を行います。
オンラインでビジネスを始める方も増えたので、今後もWebサイトデザインの需要は高く、Webデザインのできる人材はとても重宝されます。
Webデザインを学ぶ方法としては、書籍やYouTube、スクールなどたくさんありますので、学びやすいスキルでしょう。
プログラミングは、コードやプログラミング言語を使って、機械を動かすための命令文を作成する仕事です。プログラマーは現時点でも、人材が不足しているため、今すぐ参入する価値は大いにあり、身につけておいて損はありません。
ただ、独学で一からプログラミング言語を学ぶのは難しいです。挫折しないためにもスクールで習得することをおすすめします。
自社製品をどう売っていくか、このターゲットにはどうアプローチするのかなど、デジタル化が進む時代だからこそ、顧客の獲得や他社との差別化をできるマーケティングスキルは重宝されます。
自身がすでに持っているスキルがあれば、マーケティングの思考を組み合わせることで、そのスキルを底上げできることもおすすめポイントです。マーケティングのスキルがあれば、本業でも貴重な人材となるでしょう。
私が初めて身につけたスキルは、Web広告というマーケティングスキルでした。
本業に活かせるスキルではありませんでしたが、これからの時代に必要とされるスキルだと感じ、本業を辞めても仕事として続けられると思ったので学び始めました。
現在はパートは辞めて、フリーランスとして自宅で広告のお仕事も続けています。
趣味や本業、スキルを活かして、自分の得意なことを商品として販売できます。最近はココナラやクラウドワークスなどでも、ご自身の得意なことを販売できるんですよ。
例えば、イラストや占いを販売したり、デザインや動画編集をしたりと幅広いスキルが売買されています。求められるスキルは案件によって異なりますが、ココナラやクラウドワークスは、比較的初心者でもできる仕事が見つけやすいプラットフォームです。
自分の経験や専門知識を活かし、オンライン講座やコーチングの講師として働く方法があります。
自分のスキルを活かせますし、アウトプットすることで自身の成長にも繋がります。コミュニケーション力も鍛えられるので、本業でも副業の経験を活かせそうですね。
翻訳には主に3つの種類があり、「産業翻訳」「出版翻訳」「映像翻訳」があります。
産業翻訳とも言われる、企業活動の文書(いわゆるビジネス文書)・ニュース・マニュアル・ウェブサイトをはじめ、特許や医薬関係文書などの翻訳です。
出版翻訳は、海外で出版された書籍や雑誌の翻訳をします。
映像翻訳は、ドラマ、映画、テレビ番組など映像の外国語音声をもとに、吹き替えのセリフや字幕を作成するものです。
グローバル化している現代では、翻訳の仕事も多岐にわたります。
フリーランスは、自分で仕事を獲得して行く必要があります。スキルはあっても、仕事にならなければお金は稼げません。
副業フリーランスで仕事を得る方法を、主に4つ紹介します。
副業フリーランスが仕事を探すなら、エージェントサービスを利用しましょう。
最近はレバテックフリーランスや、副業フリーランサー向けのエージェントサービスもたくさんあります。
自分の経歴やスキルを登録すれば、エージェントが営業してくれるので、本業がある身としてはとても助かりますね。また、キャリアプランの相談が出来るので、今後のために相談してみるといいでしょう。
ITフリーランスエンジニアの求人・案件【レバテックフリーランス】 (levtech.jp)
フリーランスITエンジニア向け案件・求人サイト – フリエン (furien.jp)
クラウドソーシングサイトは、「外部に仕事を発注したい企業と、仕事を探しているフリーランスや副業ワーカーを結ぶマッチングサービス」です。
書類や面接などの選考はないので、気軽さから在宅ワークをする主婦の方や、Web上で仕事のやり取りをするフリーランスに人気があります。未経験者向けの案件もたくさんあるので、まずは大手のCrowdworksやランサーズなどで検索してみましょう。
クラウドソーシング・仕事依頼・求人情報は日本最大級の「クラウドワークス」 (crowdworks.jp)
ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング・仕事依頼サイト (lancers.jp)
副業フリーランスが仕事を探す方法の一つに、SNSを活用する方法があります。自身のスキルや経験を発信して、仕事を獲得する方法です。
SNSで発信し、クライアントから選んでもらう方法と、自分から売り込んで案件を獲得する方法がありますよ。どちらの方法でも、定期的に成果をアップして、アピールする必要があるでしょう。
ご自身の周りに、あなたを必要としてる方がいるかもしれません。知人や友人が仕事を依頼してくれたり、クライアントを紹介してくれたりします。
まったく知らないクライアントを、1から探すのが難しいと感じる方は、まず身近なところで探してみるのもいいかもしれませんね。
副業かフリーランスか悩んでいるなら、ハイブリッドな副業フリーランスという働き方を、選択してみるのはどうでしょうか。
私の場合、子供たちが保育園で家にいない時間、寝ている時間が自分の自由時間でした。その限られた時間の中で、「稼ぎたい」「自由な時間も欲しい」「キャリアアップしたい」というわがままを叶えるためには、副業フリーランスはぴったりな働き方だったと感じています。
現在は、スキルを身につけたことでパートを辞め、フリーランスとして自宅で働くという夢を叶えることができました。人生の質を上げるために、副業は1つの有効な手段だと思います。「副業始めようかな」と考えている方は、ぜひ副業フリーランスという働き方も選択肢に入れてみてください。
この記事を書いた人
三木 一実
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