デスク次第で、作業効率に影響を及ぼすことがあります。例えば、身体に合わない高さのデスクで作業をし続けると、肩凝りや背中の痛みなどで作業に集中できなくなる人が多いのです。
逆に自分に合ったデスクで作業をすれば、作業中のストレスを軽減し、生産性を高められます。他にもPCやプリンターなど、必要な設備をセットできるデスクであれば、欲しい情報や資料をすぐに取得できるので、作業がスムーズに進み効率良く仕事をこなせます。
先述したようにデスク選びは作業効率に大きく影響するため、とても重要です。ここでは、あなたにぴったりのデスクを見つけるためのポイントを5つ紹介します。
リビングやダイニング、個室など、人によってデスクを置く場所、目的は違います。部屋のスペースによっても設置できるデスクの大きさが変わってくるでしょう。
どの部屋に置くかが決まったら、その部屋のどこにセットしたいかも重要です。デスクの置く位置とそれぞれのメリット、デメリットを表にまとめたので参考にしてください。
レイアウト | メリット | デメリット |
---|---|---|
壁を背にする配置 | 後ろが壁なので安心感があるオンライン会議などでも、後ろに他の人や部屋の様子がうつりこまない | 部屋全体が見えるので集中力が失われやすい配線やケーブルが目立ちやすい |
壁に向かう配置 | デスクを壁につけることで、場所をとらない視界に余計なものが入らず集中しやすいコンセントの近くなら配線もまとめやすい | 目の前に壁があるので圧迫感がある背後のスペースが気になって落ち着かない |
部屋のコーナーに配置 | 2方向が壁になるため、集中を妨げるものが目に入りにくい狭い部屋でも、デスクがコーナーにあるので部屋全体がすっきりみえる | 部屋のライトは中心に設置されていることが多いので、手元が暗くなる場合がある |
窓際に配置 | 外の景色も見られてリフレッシュになる日中は自然光があれば照明が不要 | 日当たりや時間によって、日差しが強く、仕事の妨げになることがある |
デスクでどのような作業をするのかを考えてみましょう。具体的であればあるほど、どのような性能やデザインが適切かが、明確になります。
例えば、PC作業をするなら、
作業机として使用するなら、
学習や読書用なら、
などが挙げられます。
実際の在宅ワークをしている方々のデスクのリアルな使い方はこんな感じです。
デスクを探す前に自分がデスクを使用するときに、どのような機能が欲しいのか、ぜひ考えてみてください。
デスクの使用頻度によって、必要なサイズや機能が変わります。
長時間デスクワークをするなら適切な高さ、調節機能を備えたデスクを選ぶことで身体の負担を軽減できます。
毎日使うなら文房具や書類などを整理するため、引き出しや棚などのストレージ機能を備えたデスクを選ぶことがおすすめです。
一方、仕事後や休日だけといった短時間のみ使用するなら、機能よりもデザイン重視という考え方もありますね。
デスクの価格帯は非常に幅広く、5,000円程度で購入できるものもあれば、10万越えのデスクもあります。機能性やデザイン性、素材により金額が変わるため、一概にどれくらいの予算が必要かは言えませんが、1万円程度の価格帯でも充分品質や機能性に優れたデスクを見つけられますよ。
デスクは配置する場所次第で、部屋のインテリアとしても重要な役割を担います。そのため、美しさやデザイン性にこだわりたいかも、デスク選びの大切なポイント。
木目が美しい天然木のデスクや、スタイリッシュなデザインのデスクなど、様々な種類があります。自分の好みや作業環境に合わせたデザインを選ぶことで、より快適で効率的な作業ができるでしょう。
私は以前ネットで、売れ筋No.1のデスクを購入したのですが、使いこなせず結局物置棚にしてしまったことがあります。一般的に人気だとしても、自分のニーズにあっているとは限りません。どのようにデスクを使用するのか、どんな機能があるといいと考えているのか、自分自身の希望をまとめてからネットでリサーチすることをおすすめします。
今の時代ネットで探すことは簡単にできますが、かえって情報量が多く自分が本当に欲しい機能かどうか、見失うこともあるので注意してくださいね。
在宅ワークをしている人が普段どんなデスクを使っているのか、おすすめのデスクをまとめました。ぜひ、理想のデスク選びの参考にしてください。
仕事や勉強、ゲーミング用にもおすすめのデスク。お手頃価格でまずお試しで購入する分にはデザイン性も性能も充分です。引き出し等のストレージはないため、自分の作業環境と適切かどうかは考える必要があります。
在宅ワークをしている人の中にはお手頃デスクを購入する人も。この価格で収納棚付きなのは魅力的ですね。
ちょっとどなたかデスクワークにおすすめの椅子と机紹介してくれない?
— とうか🦧 (@hiyorisama) April 21, 2023
既にデスクワーク2週間で腰が死にそうなの。助けて…
ちなみに今はこんな感じ。 pic.twitter.com/cDUbsQ01Xi
デザインにもちょっとこだわりたいなら、イケアブランドもおすすめです。「おしゃれ」「かわいい」という理由から購入を検討している人も多いです。
CheUPのライターでもある。セールスコピーライター兼FPの鈴木恵理さんが愛用中。在宅ワークが中心のため、立ったままでも仕事ができるデスクを探していたそうです。
幅100cmと大きすぎない程よいサイズのものを、書斎の窓際に2台並べて配置し、家族4人(大人と小学生)が、自由に仕事や勉強に使っています。使いたい人がいつでも使えるよう、デスクに置くのはPCモニターとライトだけで、個人のものを置かないのがルール。
電動で、こどもでも簡単に高さ調整ができる点が、購入の決め手とのこと。しかも、10年保証付きでコスパの良い、納得のデスクだそうです。
現在は在庫切れのため、気になる方は似たようなデスクを探して見てください。
コクヨの昇降デスク、5万円代で665mmまで下げられるんです。リビングダイニングにワークスペース作るのにオススメ。#身長差カップル のお家にも!低身長の着座から、高身長の立ち仕事までカバーできます。#コクヨ #ワークデスク https://t.co/ncM0GIi7D8
— 土橋陽子 (@yokodobashi09) August 27, 2022
デザイナー兼ライターのフリーランスさんが使用。あらゆる体格や作業にもフィットする、自宅で使いやすい仕様になっています。家で終日デスクワークの人、健康も考えたい人におすすめの電動昇降デスクです。
今回、当メディアのライター陣に「どんなデスクを使っていますか?」と調査したところ、意外にもみなさん専用のデスクは持っておらず、予想外の回答が集まったので紹介します。
家族と一緒に生活をしたり、限られたスペースで仕事をしたりする人は、仕事専用のデスクを持ってない場合もあるのですね。
実は私がこの原稿を書いている場所も、リビングのダイニングテーブルです。
自分の専用デスクはなく、基本はリビングで作業。家族も使っていて、スペースがないときはベッドで膝にPCを乗せて作業することもあります。
在宅ワーク用にデスクを選ぼうとすると、ついついオフィス用のデスクから探してしまいがちです。でも、実はダイニングテーブルやこたつなどを利用している人も多いのではないでしょうか。「いいデスクが見つからない」という人は、デスク以外で探してみるのもいいかもしれませんね。
在宅ワークのデスク選びのポイントと、おすすめのデスクを紹介しました。
家でデスクの使用頻度が高い人は、5万円以上の高単価デスクを使っているかと予想していましたが、1万円程度のデスクを使っている人、家のダイニングテーブルやこたつで作業している人もいることがわかりました。
今のデスクに満足していればどのデスクも正解ですが、もし今「在宅ワーク用のデスクが欲しい」と悩んでいるなら、自分のライフスタイルに合う、本当に必要なデスクを見つけてください。
快適な仕事環境で、効率よくお仕事ができるといいですね!
この記事を書いた人
高橋奈々恵