毎月のお金のやりくり、少しでも余裕があると助かりますよね。今の収入に少しでもプラスになればと思い、副業を考える人も多いと思います。ですが、副業の種類は多く、何から始めればいいのか迷子になる人も多いのではないでしょうか?
この記事では、16個の副業を例に挙げ、簡単な仕事の内容と、副業初心者にはおすすめしないポイントについても示していきます。
【初心者NG】リスクがある副業の特徴はこれ!おすすめしない業種を具体的に解説
副業初心者におすすめしない副業は16個と書きましたが、大きく分類すると、下の6つに分類できます。
金銭面などのリスクを伴う副業で結果を出している方は確かにいますが、それまでに多くの時間学ぶことが必要になります。
元手もかかる働き方は、初心者にはハードルが高いのではないでしょうか。代表的な働き方を例に挙げて説明していきます。
<代表的な副業>
100株単位での購入が多いため、1株1000円の株でも、始めるためには100万円必要になり、買った株が必ず値上がりする保証はありません。元手も必要になりますし、利益を出すには学び続ける姿勢が欠かせません。
利益の出し方は株式投資と似ています。安い時に購入した仮想通貨を、高い時に売却して差額で利益を出す他、保有しているだけで一定額の仮想通貨を受け取れるステーキングサービスもあります。
こちらは値段の変動が大きく、判断を間違えると多額の損失が発生します。利益を出すためには、学び続けなければいけません。
久しぶりに会った知り合いから、化粧品やサプリメントの購入を促された経験はありませんか?
商品購入をきっかけに入会して、自分も誰かにその商品を販売することで利益を得るのがネットワークビジネスです。
自分も商品を購入しなければなりませんし、人脈が無ければ親戚や友人に商品を進める形になり、人間関係が悪くなるきっかけになってしまいます。
隙間時間を利用して稼ぐことができたとしても、単価が安い副業では、続けていくモチベーションを維持するのは難しいでしょう。
<代表的な副業>
サイト上で貯めたポイントを、現金に還元できたり、他社ポイントに変える、もしくは大手ショッピングサイトで使用できるギフトカードに変えることで利益を出します。
ただ、サイト内で100ポイント貯めても、他社ポイントでは還元率が悪い場合もあるので、労力のわりに収入につながりにくいことも多いです。
インターネット上に企業や個人事業主が不特定多数の人に仕事を受注するサービスです。
比較的新しい働き方として注目されています。
受注したい案件があれば応募して、依頼してもらえると仕事がスタートできます。
下請けになるので、1件当たりの金額は安いものが多く、条件の良い案件には応募が殺到するので、依頼される可能性が低いのが現状です。
モニターサイトに登録して、そこで紹介されている体験版エステや、化粧品などを購入して口コミなどを書き、サイト側がそれを確認すると商品代と報酬がもらえます。
商品購入時は代金を立て替えなければなりませんし、報酬を受け取るには領収証の写真や、口コミの画面のスクリーンショットを提出しなければならない場合があり、手間の割に報酬が少ないです。
せっかく時間をかけて働いても、プラスになるスキルが身につかない副業では、本業に生かせるものは何もないですし、時間を有効に使えているとは言い難いでしょう。
<代表的な副業>
サイトに登録してアンケートに答えることでポイントをもらい、それを他社ポイントに交換して報酬をもらいます。
アンケートに答えるだけなのでスキルは必要なく、初心者にも始めやすいですが、プラスになるスキルも身に付きません。
ひたすら指定の書式のワードやエクセルにデータを入力していくお仕事です。ワード、エクセルの基本的なスキルしか使用しないので、新しいスキルは身に付きませんし、入力に不慣れだと、時給換算したときに最低賃金を下回る可能性もあります。
製薬会社が新薬の承認を得る際安全性と効力を調査するため、複数名を入院のような形で集めて投薬を行い経過観察するのですが、そこに参加するのが治験モニターです。
ある程度の期間拘束されるので、賃金は高いのですが、薬を投与されえる以外の仕事がないため、スキルが身に付きません。
アルバイトは働いた分だけ、確実に時給が発生するので安定して働けそうですが、副業にする際には注意する点があります。種類ごとに説明していきます。
<代表的な副業>
フードデリバリー等の配達員は、比較的好きな時間に短時間だけ働けると言われていますが、体力を消耗するので、体調を壊し本業の足を引っ張りかねません。
また、早く届けるためには抜け道の知識も必要になるので、覚えるために時間も必要になります。
働いた時間分の時給がもらえるので確実な方法と思いがちですが、覚えなければならないことは増えますし、新しい人間関係も増えるので、精神的な負担も大きくなります。
また、本業が休みの時に働ける時間に融通の利く職場を見つけるのも大変ですし、休みを返上して働くことになるので、疲労が蓄積して体を壊すことも考えられます。よほど切替えが上手くできないと難しいのではないのでしょうか。
空いている時間に単発のアルバイトを考える人もいると思いますが、慣れない場所で初めての作業を長時間行うのは、かなりのストレスがかかります。
次に時間が空いた時に同じ場所で募集があると限らないので、同じだけのストレスを、仕事ごとに受けなければなりません。
忍耐力に自信がないと辛いと思います。
空き時間を利用してできそうに見えても、実際は工程が多く、生活を圧迫する副業もあります。
<代表的な副業>
安く仕入れたものを、仕入れ値より高く販売し、差額で収益を得る方法です。
仕入れたものが売れなければ在庫を抱えることになり、保管するスペースを確保するため、居住スペースを圧迫することも。
在庫を処分する際、仕入れ値より安い値段しかつかないこともありますし、梱包や配送をこまめに繰り返す必要があるので、業務に取られる時間も多く、常に配送のことが頭にある状態になります。
高く値段が付く見込みがあるものを「メルカリ」や「ラクマ」等のフリマアプリを利用して販売することで利益を出します。
ユーザーが値下げの交渉をしてくることも多く、早く返答するためにこまめにメッセージが来ていないか確認しなければなりませんし、こちらも梱包や配送を繰り返すので、時間も取られ、精神的にも気が抜けない状態になります。
意外と郵送代にお金がかかり、利益が少ないというのもよく聞く話。
下準備が大事です。
副業だと思い足を踏み入れてみると、実は詐欺で被害者となってしまう可能性もあります。
<代表的な副業>
SNS上で、通常の投稿に混ぜて「スマホだけで1日○○万円」というような書き込みをしているユーザーとDMでやり取りをしていくと、システムへの加入を勧められ、料金を請求される詐欺が存在します。
華美な投稿に惑わされないよう、注意が必要です。
サービスに加入し、そこで取り扱っている商品を知人に販売したり、同じくサービスに入会させて手数料やマージンを受け取る仕組みです。
ネットワークビジネスと似ていますが、商品が高額であることや、販売の目的を隠してセミナー等を開催し、人を集めて勧誘を行っている場合もあります。
収益を上げられるのは1部の人のみの仕組みであることが多く、損をするばかりか、誰かを勧誘していれば、自身の信用が無くなります。参加前に下調べをしっかり行うなど注意が必要です。
おすすめの副業の種類と出会うには、まず自分が副業をすることでどうなりたいのか、副業に何を期待しているのかをはっきりさせる必要があります。
下の3つの点から考えていきたいと思います。
副業を始めたい理由はひとそれぞれだと思います。
すぐに収入が欲しいと思っているのに養成期間を要する副業はあっていませんし、単価が安すぎるものではモチベーションが保てません。
自分はどんなことがやりたくて、どのくらい収入を得たいのか、そこを明確にする作業が欠かせません。
中には、何がしたいのかわからないし、稼ぎたいと思っている金額が自分に可能なのか不安な方もいるかもしれません。
その場合、自分が持っている資格や趣味から派生させるやり方があります。
例えば、プログラミングの技術があれば「ココナラ」の様な、スキル販売サイトに登録して仕事を探すこともできます。
占いや似顔絵など、様々なスキルが販売されているので、スキルを活かして副業を始められます。
趣味でハンドメイド雑貨やクラフト雑貨を作っている人は「ミンネ」等のハンドメイド販売サイトで作品を出品してみる方法もあります。
繰り返していくうちに腕が上がって、楽しみながら副業ができるかもしれません。
趣味や持っているスキルを活かす方法もいいですが、続けることでスキルが蓄積される副業もおすすめです。
学生時代など、過去に学んだ経験を活かせる副業を始めて、経験を積み重ねていく方法です。
例えば、調理学校に通っていた経験があればオンラインで料理教室を開催する、デザインを学んだ経験があればwebデザイナーを始める等、経験があることを、本業の間にできる形にして始めていきます。
学んだ経験があれば、ある程度自信もついているので始めやすいのではないでしょうか。
最後に、副業を始める際に見落としがちになる部分をまとめました。副業を探す前に1度確認してください。
副業に寛容な社会になってきましたが、企業によっては副業を禁止としている所もあります。
停職などの罰則が設けられている可能性もあるので、始める前に自身が所属する会社の就業規則を確認し、副業に対してどう定めているか確認する必要があります。
あくまでも「副業」なので、副業のために本業を欠勤する等、本業を犠牲にするような働き方はするべきではありません。
本業での信頼を失いかねません。本業に影響が出ない範囲で仕事ができるか、しっかり見極めてからスタートすることが重要です。
副業で年間20万円以上稼ぐと、税金が発生するので確定申告が必要です。
確定申告というと、役所に行って手続きをするイメージを持っている方もいると思いますが、スマホできる様になっています。
スマホだけで大金が稼げるなど、楽に稼げることを謡ってサービスに勧誘してくるのは、詐欺である可能性があります。
簡単に話に乗らないよう、注意が必要です。
人間は、思っているほど丈夫ではありません。
今日はここまでやろうと決めていても、疲れているときは無理をせず休む判断も重要です。
副業に熱心になるあまり、休養をおろそかにおなり体調を崩さないよう、自分の体調と相談しながら取り組んでください。
副業を考える理由は様々だと思います。
種類が多く何から始めるのがベストなのか、困惑する方もいるかもしれません。
しかし、実際に続けていけるものは何だろうと考えると、少し選択が絞れると思います。
この記事読んでくださった方が、注意点に気をつけながら、心も豊かにしてくれるような副業に出会えることを祈っています。
この記事を書いた人
阿久津 妙