2020年以降、在宅ワークやテレワークを導入する企業が増え、私が勤めていた会社でも、初めて在宅ワークが導入されました。
個人的には、
など、在宅ワーク万歳でした。
その一方で、同僚からは「在宅は楽だけど、モチベーションが上がらない…」という声も多々ありました。
そこで、在宅ワーク・テレワークでモチベーションが下がる理由や、モチベーションを上げるコツを紹介していきます。
在宅ワークでモチベーションを上げると、やる気も出て、評価も報酬もアップする!
モチベーションとは、英語で「動機(づけ)」、「刺激」、「やる気」という意味。ビジネスシーンで利用されるモチベーションは、組織内の「業務意欲」の意味合いで使われます。
例えば、仕事で今日のノルマを決めていたのに、いつの間にか時間が過ぎて終わらなかったという経験はありませんか?
実は、モチベーションには「潜在意識」が大きく関わっています。
人の意識には、頭で考える「顕在意識」と、無意識でほとんど自覚していない「潜在意識」があります。
諸説ありますが、顕在意識は3〜5%、潜在意識は95〜97%と言われています。
そのためいくら頭で考えて行動しようとしても顕在意識はほんの数%に過ぎず、残りの大部分を占める潜在意識が求めていないことは、引きずられてしまうのです。
つまり、わかりやすく言うと
という場合は、潜在意識が優勢なので、ついダラダラしてしまったり、集中できなくなってしまいます。
潜在意識を味方につけるためには、モチベーションが低下する理由と上げる方法を知って、自分にとって心地良い状態を作っていけばいいのです。
では、さっそく解説していきますね。
ここからは、テレワークでモチベーションが低下する理由について説明していきます。
はじめに、テレワーク中の300名の男女に行ったアンケート調査をご紹介します。
集中力・モチベーションが低下する理由
ついスマホやテレビを見てしまう | 60.0% |
私生活とのメリハリがつきにくい | 54.7% |
やる気が出ずダラダラしてしまう | 44.3% |
人の目がないので、緊張感がない | 39.7% |
家族やペットが気になる | 26.7% |
つい間食をしてしまう | 25.7% |
家事が気になる | 24.7% |
ついネットサーフィンをしてしまう | 19.0% |
社内連絡がスムーズに取りづらい | 17.3% |
ネット環境が悪い | 10.7% |
評価してくれる人がいない | 3.7% |
約60%の方がスマホやテレビを見てしまう。と回答しており、オフィスのように上司や同僚から見られることがないため、緊張感がなくなりがちです。
一方で、社内連絡が取りにくいこと、ネット環境が悪いことなど、
評価してくれる人がいない。モチベーションが下がる理由としては、20%以下でした。
モチベーションが低下するのには様々な理由がありますが、その多くの理由は「人の目がない」ということで、自宅という環境がデメリットになっているようです。
では、モチベーションを上げて、効率よく仕事をするにはどうしたら良いでしょうか。
私が実践していることを含めて以下の内容を紹介していきます。
この中からご自分に合うものから取り入れてみてくださいね。
その日の予定を可視化することがポイントです。
私の場合はその日に行うこと、やりたいことを方眼ノートに書き出します。仕事の他にも家事や趣味など小さなことでも書き、1つできたら花丸をつけていきます。その日が終わる頃には花丸だらけになり、「達成できた自分」を味わえるメリットがあります。
仕事に集中するため、環境を整えることは欠かせません。作業しやすいデスク、長時間座っていても疲れにくいイスを揃えることがお勧め。私はダイニングテーブルとイスで仕事をしていますが、骨盤クッションを使っています。少しでもストレスを軽減させることが大切だからです。
オフィスで仕事をする場合は、何かあればすぐに同僚とコミュニケーションを取ることができますが、在宅ワークの場合はそういう訳にはいきません。直接顔を見て仕事を確認できないため、些細なことでもすぐに連絡を取ることが大事です。
無音よりも、音楽や音があった方が、気分転換になったり、リラックスしたりできます。
YouTubeには、作業用として長時間の様々なBGMや音楽があるので、お気に入りを見つけると良いでしょう。私は常にYouTubeか、自分が学んでいる講座の動画を聴きながら仕事をしています。そうすることで、気分良く作業することができます。
自宅で仕事をしていると、休憩をあまりとらずに作業を進めてしまうこともあるかもしれません。心身共に休むことも大事なので、予め時間を決めて休憩し、横になって身体を伸ばしたり、ストレッチをしましょう。私のお勧めは瞑想です。YouTubeで瞑想用のBGMを探し、横になって5〜10分程度でも瞑想をすると、頭がスッキリしてリフレッシュできるので1日1回は行なっています。
時間を作り、気分転換がてらに近所を散歩すると頭や身体がスッキリするのでお勧め。小さなお子さんがいる方でしたら、送迎時に散歩をしたり、いつもと違う道を通ってみるのも良さそうです。少しの時間でも、身体を動かすことで作業効率が上がりますよ。
人との繋がりを感じることも大事です。気分転換になりますし、友人との時間で孤独感を感じにくくなるでしょう。直接会うのが難しければ、昼休みや就業後にオンラインで会話をするのもお勧めです。僅かな時間だったとしても、気の置けない仲間と会話することでリフレッシュすることができますよ。
モチベーションアップには、環境がとても重要です。
まずは仕事に集中できるスペースを確保し、通信状況に不安がある場合は、見直しを行うと良いでしょう。
また、心身共にコンディションを整えるために、何かしらのコミュニティを持つことも大事です。職場内ですぐに連絡を取れるような環境があること、友人または趣味などのプライベートのコミュニティに属することで、自分がその一員であるという安心感を持てるでしょう。
さらに、悩みを相談できる人を確保しておくことも大切です。1人で仕事をしていると、孤独感を感じる人が多いようです。在宅ワークが続き、メンタル不調になる人が少なくないという話も聞きます。公私問わず、気軽に相談できる人がいると良いですね。
できることから少しずつしていくと、モチベーションアップに繋がります。
在宅ワークでモチベーションが下がる理由と、モチベーションアップのコツをお伝えしてきました。
モチベーションが上がると、仕事へのやる気、成果や生産性も上がります。
その結果、会社員であれば、社内での評価も上がって昇進や昇給、フリーランスであれば報酬アップや受注増につながることも期待できるでしょう。
まずは、自分にできそうなことから少しずつ取り入れてみてください。
この記事を書いた人
山野清香