「出社したくない!」会社員であれば、誰しも1度は感じたことがあるでしょう。私も会社員のときには、何度もそう思った経験がありますw
2023年5月8日より新型コロナウイルスが感染症5類に移行し、インフルエンザ等と同じ扱いになりました。それに伴い、各種制限が緩和。テレワークを推奨していた企業でも、社員の出社比率を高める動きが増えてきました。
この記事では、「出社したくない」ときの対処法と、本気で出社したくなくなったときのために、在宅で働くという方法をお伝えします。
「出社したくない」ときの対処法。休む?転職?それとも〇〇?
「出社したくない」といっても、多くの方は「仕事をしたくない」という訳ではなく、在宅または自由な場所で仕事をしたいようです。コロナ渦の出社制限で「会社に行かなくても仕事ができる」と知ってしまった今、元には戻れない、戻りたくない人が増えています。
2023年2月に実施された「リモートワークと出社どっちが楽?」という調査(ユニークキャリア株式会社)では、男女550人のうち、70%以上がリモートワークのほうが楽だと回答。
その理由ベスト3は下記で、通勤時間を他のことに充てられるというものが圧倒的でした。
1位 通勤がなく、時間を有効活用できる(279人)
2位 人間関係が楽(31人)
3位 仕事の合間に家事・育児ができるから(17人)
確かに、ギュウギュウの混雑した電車をガマンし、自分の時間も減ってしまう生活には戻りたくないですよね。
私の周囲に聞いてみたところ、出社比率が増えた方よりも、変わらないという方のほうが多かったです。皆さんの職場はいかがでしょうか?
【出社日が増えた】
【出社日は変わらない(増えない)】
私の夫は、本人の判断で自由出社だったのが、週3日出社の方針に変更。今まで週3日行っていたときもありましたが、自己判断の結果による週3日と、決められた週3日では、気分的なものが全く違う様子です。
ここからは、会社員が出社したくないときの対処方法を具体的に紹介していきます。「今日は仕事をしたくない」という方から、「もう出社しなくてもいい仕事にしたい」という方まで、色んなケースを想定してみました。
上司や職場とのコミュニケーションが円滑であれば、フランクに相談をしてみるという方法です。
コロナ渦でオフィススペースを縮小したり、座席を固定しないフリーアドレスにしたりした結果、全員が出社しても座れないという企業もあります。
また「出社したくない」という方がいる一方で、「出社したほうが仕事が捗る」という方も一定数いるので、部署内で調整して出社を最小限に減らせる可能性も。
その他、満員電車が嫌な場合は、出社時間をずらす、人事に相談をして出社の少ない部署に異動するなど。相談してみたら意外な解決策が見つかるかもしれませんよ。
「今日は仕事をしたくない!」そんな気分のときは、思い切って休んだり、半休をとってみてはいかがでしょうか。
外せない会議や打ち合わせなどが無い限り、1日や半日ぐらい、「なんとかならないかなぁ?」という視点で考えてみたら、案外なんとかなるものです。
最悪なのは、頑張り過ぎた結果、プツンと気持ちが切れて出社できなくなってしまうこと。だから、自分の心身を守ることを優先させて、プチ休暇をとりましょう。
昼間に映画館や美術館に足を運んでみたり、ひとりのんびりランチしてボーッとしたり、弾丸で日帰り旅行など。リフレッシュすれば、新たな気持ちでまた仕事ができますよ。
私は会社員のとき、幕張の展示会場で働いた後に同僚とディズニーランドに行ったことがあります。夜の数時間だけでしたが、非日常を思いっきり楽しんで、リフレッシュできました!
全休や半休をとるのが難しい方は、定時で退社して映画や舞台、アミューズメントスポットやスポーツ(観戦)などで気分転換するのもオススメです。
今は求人情報を検索するときの条件に、「リモートワーク」「在宅可」などの項目を選べるケースが増えています。最初から双方が合意の上で、出社する、しないを決めて、気持ちよく働ける会社を探しましょう。
総務省の2022年労働力調査の結果によると、過去1年間に転職している方は約303万人で、うち半数以上の163万人が女性です。女性のほうが、結婚や出産、育児や介護などライフイベントの影響が大きいことも要因といえるでしょう。
忙しいなかで、転職先を探すのは大変かもしれません。でも、ひとときの苦労で、毎日を快適に過ごせるようになるのなら、一歩を踏み出す価値はありますよ。
最後におすすめしたいのが、在宅ワークという選択肢です。
在宅ワークといっても、特定の企業に雇用されて固定給で働くものから、業務委託、単発など、様々な働き方があります。
今までのキャリアで培った専門スキルを活かしたり、事務のエキスパートとして在宅秘書という働き方もあります。まずは副業として試してみてから、退職して本業にするという方法をとる方もいます。
ご興味のある方は、ぜひこちらも御覧ください。
いかがでしたでしょうか。会社の求める働き方が自分に合わなくなってきたら、「私の働く条件は、私が決める!」そんな気持ちで、より良い働き方を探してみてください。
私は約12年前、結婚を機に残業の多かった職場を退職しました。そして、専業主婦になり、2児を出産してから、個人事業主として仕事を再開。
当時は、夫が出張で不在がちだったこと、上の子が待機児童になったことから企業でバリバリ働くという選択肢を捨てました。8年経った今では、仕事の内容や一緒に働く方も自分で決められ、平日の学校行事にも行くことができる働き方を、とても気に入っています。
だから、「出社したくない」という気持ちをきっかけに、どんな働き方をしたいのかを考えることをおすすめします。ぜひ、下記の記事も読んでみてください。
この記事を書いた人
鈴木恵理