ITの世界は急速に発展し続けています。この記事では、今の時代だからこそ必要とされる、データ分析という仕事をご紹介していきます。
「将来性のある仕事で、在宅ワークをしたい」
「世の中から必要とされる仕事で、在宅ワークできないかな」
このように考えている方には、おすすめの働き方です。是非、参考にしてみてください。
【データ分析の副業とは?】在宅で働きたい女性にもおすすめ!必要なスキル・始め方も解説
近年IT化が進んだことで、世の中には膨大なデータが存在します。私たちもスマホを身につけ、毎日たくさんのデータと共に生活していますよね。
データ分析のお仕事では、そんな膨大なデータから必要なデータを取捨選択して、管理・分析を行い、企業活動に役立てます。顧客の年齢や性別、住んでいる地域や家族構成、天候など、ビジネスでは様々な情報がカギを握っているのです。
適切なデータ採取は売り上げにも直結し、将来的な課題も見つけることができるので、多くの企業がデータ分析を取り入れています。
しかし、データ分析と一口に言っても、その業務内容や働き方は様々で、職業の名称も違います。
簡単にご紹介していきますね。
データ基盤に蓄積されたデータを可視化したり、分析するのがデータアナリストです。
「どのように見せるか」に合わせ、膨大な量のデータから必要なものを見分け、データを並べ替えたり変換したりします。
データを見やすく、整理するのが主な役割です。
データの可視化・分析だけでなく、分析した結果から将来を予測し、課題解決やビジネスにどう活用していくのか提案するのが、データサイエンティストの役割です。
とはいえ、データアナリストもデータ分析結果から課題解決やビジネス活用の施策を行うこともあり、両者に明確な職種としての線引きをしない場合も多いようです。3データエンジニア
「データ分析に必要な環境を整える」のが、データエンジニアです。
データ基盤、分析環境の設計・開発・運用を行い、データアナリストやデータサイエティストが、スムーズに業務を行える環境を準備します。
縁の下の力持ち的役割ですね。
先にも述べましたが、近年のIT化はものすごい速さで進んでおり、止まるところを知りません。このような時代背景からも、データ分析という働き方は、需要も高く将来性のあるお仕事といえます。
データ分析の求人は、多数掲載されており、多くの企業がデータを扱える人材を求めていることがわかります。
データ分析のお仕事には、次のような方が向いていますよ。
これらに当てはまる方には、ピッタリのお仕事です。
ピンと来た方は、ぜひチャレンジしてみてください。
まったくの未経験からでも、仕事を始めることは可能です。
しかし、データ分析をしていくうえで、知識やスキルは必須となります。まずは、データを扱う方法や、知識を学ぶことから始めていきましょう。
独学で学ぶのが難しければ、データ分析を習得する専門のコースを受講し、習得するのがおすすめです。今は、デジタル時代に活躍できる人材を育む事を国が推進しており、実践教育訓練給付金の対象となっている講座もあります。
自分が給付の対象となるか確認して、ぜひ活用してみてください。
参考:教育訓練給付制度|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
実際に仕事を始める際にも、「未経験」の部分はどうしてもネックとなります。
いきなり、高収入の難しい案件を目指すのではなく、未経験OKの簡単な案件からスタートし、経験を積んで少しずつキャリアアップをしていきましょう。
実際に、副業としての案件には、次のような業務が多いです。
学習する中で、自分の得意な分野や興味のある分野を見つけていくのが、いいかもしれませんね。
では、実際にデータ分析のお仕事を始める際に必要なスキルとはどんなものか、紹介していきます。
データ分析を行っていく際、数学や統計学の知識・スキルは必須です。分析を行うためのツールやプログラミングの手法も、基礎となる数学や統計学の知識があって、はじめて使いこなせます。
目的に応じて最適な手法を選択し、分析に用いるデータやパラメータを試行錯誤することで、より適切な分析結果を得ることに繋がります。
データ分析では、大量のデータを扱います。そのため、ソフトウェアを活用することで効率的な計算を行い、データ分析にかかる時間を短縮することが必要です。
また、ソフトウェアの種類は様々で、企業によって利用するものが異なります。どのようなツールでも扱えるよう、ソフトウェアの扱いに慣れておく必要があるでしょう。
とはいえ、扱うツールに関しては、マニュアルに従っていれば問題ないと考えられます。
顧客分析や市場調査など、データ分析はマーケティングと大きく関係してきます。マーケティングの基礎知識があれば、なぜその調査や分析が必要なのか、といった根本的な部分を理解できるでしょう。
そうすることで、精度の高い分析ができ、新たな発見をすることができます。
必ずしも必要というわけではありませんが、あらゆるデータ分析は、プログラミング言語によって分析処理を行うことが基本です。
もし、将来的にお仕事の幅を広げたいなら、スキルを持っているとより有利になりますよ。
データ分析で利用される代表的な言語は、「Python」と「R」。最低限、この2つの言語を扱えると良さそうです。
では、具体的にデータ分析を学んでいく中で、どんな資格があるのか、ご紹介します。
聞き慣れない言葉もあると思いますので、気になったものはリンク先をチェックして、より詳しい情報を見てください。
「内閣府移行認可一般財団法人実務教育研究所」が実施している、認定資格です。
統計士・データ解析士の資格は、研究所の通信教育を修了することで取得できます。日本で唯一の文部科学省認定講座で、数学が苦手でも取得できるということもあり、取得しやすい資格となっているようです。
一般財団法人 実務教育研究所 (jitsumu.or.jp)
Pythonは、データ分析で活用されるプログラミング言語です。
試験の難易度は、そこまで高くないようなので、これからPythonについて学んでいきたい方におすすめな資格です。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験 | Pythonエンジニア認定試験 | Odyssey CBT | オデッセイ コミュニケーションズ (odyssey-com.co.jp)
オラクル社のデータベース管理システムの操作や管理など、運用の知識やスキルを認定する資格です。
オラクル製品は、国内のデータベース管理ソフトウェアの約半数のシェアを占めていることから、この資格を取得することでトップシェアのデータベースを扱える証明になります。
ORACLE MASTER Portal – be an ORACLE MASTER – | オラクル認定資格制度 | Oracle University
オープンソースデータベースに関するスキルや、知識を認定する資格です。データ分析に必要な、オープンソースデータベースを扱えることをアピールできます。
OSS-DB技術者認定試験【試験日】合格率や難易度 | 資格の一覧 JQOS.jp
どちらも機械学習の一種である、「ディープラーニング(Deep Learning)」という大量のデータをもとに、自動で特徴量を抽出し学習していくAI技術に関する知識やスキルを証明する資格です。
ディープラーニングに関する知識やスキルは、今後より重要になってくる事が予想され、G検定とE検定の取得を目指しながら実務経験を積んでいくのが良さそうです。
G検定とは – 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】 (jdla.org)
E資格とは – 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】 (jdla.org)
IT業界で働くにあたって、基礎的なスキルを証明できる国家資格です。試験内容は、ITの基本的な知識に加えて、論理的思考力やマネジメント知識なども問われます。
試験の概要 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
データベース技術をより追求するために制定された、国家試験です。試験の難易度は最上位クラスに位置付けられており、合格率は約14%程度と低いのが特徴です。
データベーススペシャリスト試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
資格は必須ではありませんが、未経験からスタートしていくうえで、資格が有ればクライアントからの信頼度は高まります。
資格は、応募した際のアピールポイントにもなるので、興味のある方はぜひ挑戦してみましょう。
いざ、仕事を始めたいとなった時、データ分析の副業はどうやって探したらいいのか、お伝えします。
自分に合った方法で、お仕事を探してみてくださいね。
クラウドワークスやランサーズなどの、マッチングサイトから求人を探してみましょう。主婦歓迎や実務経験不問といった、比較的簡単なリサーチや分析のお仕事の募集が出ていますよ。
まずは、簡単な案件から少しずつ実績を作り、キャリアアップしていきましょう。
最近は転職や就職者向けの求人サイトだけでなく、フリーランス向けの求人サイトもあります。
もともとIT系の実務経験がある方は、経験年数や実績を、未経験でも保有している資格やスキルなどを登録しておけば、プロフィールに合った副業先の候補を紹介してもらえますよ。
あなたの身近な人で、データ分析を必要としている人を探してみましょう。
例えば、実店舗を持っている方やEC サイトを運営している方、工場や農業などでも売り上げアップや経費削減といった面で、データ分析は活かせます。
あなたのスキルで、周りの人を助けられて、それが副業収入にもなれば最高ですね。
簡単な案件の時給相場は、1,000円〜2,500円程度です。
データをもとに改善点が提案できたり、分析ツールの基盤を開発したりと、幅広い業務を担当できるようになれば、1案件で数万円〜数百万円の大きな報酬を得ることも可能。
まずは、簡単な案件から挑戦し、将来的に大きな報酬が得られるよう、キャリアアップしていきましょう。
データは、たくさんのメリットをもたらしてくれる素晴らしいものです。
しかし、その取り扱いには、十分注意が必要なことも念頭に置いて仕事に取り組みましょう。副業をするパソコンには、必ずセキュリティソフトを入れましょう。
万が一、情報が漏洩することになれば、クライアントに多大な損害を与えますし、特に、個人情報に対しては世間の目も厳しいため、信頼を失墜させかねません。
「副業するなら、在宅でできて、将来性や需要のあるお仕事がいい」このように考えている方に、データ分析の仕事はピッタリです。
ぜひ、スキルを習得してキャリアアップを目指してみてくださいね。
この記事を書いた人
三木 一実
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