働くお母さんをワーママと呼ぶようです。私自身は、ワーママという単語は知っていましたが、使うこともなく過ごしてきました。
私は25歳からワーママでした。初めは夫婦2人でしたが、長男が生まれ3人になり、義両親と同居を始め6人になり、次男が生まれ今では7人と1匹の大家族です。
ワーママ歴11年の間には、フルタイムで仕事をしたり、時短勤務に変えてみたりと色々なスタイルで仕事を続けてきました。
この記事を読むと以下のことがわかります。
僭越ではありますが、私が今まで経験してきたタイムスケジュールや、無理なく続けていけるコツなんかをまとめていきたいと思います。よかったら最後まで読んでみてください。
ワーママのタイムスケジュール!一人4役のリアルな時短術
ワーママは「ワーキング・マザー」の略で、「マザー」を「ママ」に置き換えた造語です。子育てをしながら働く女性のことを意味しています。育てている子供が何歳でも、何人いてもすべてワーママになります。
働く形態がフルタイムでも時短勤務でも、正社員でもパートでもフリーランスでもワーママです。子育てと仕事の比重や年収に定義はありません。
子どもができる前と後で、働き方はどのように変わったのでしょうか。
実は筆者もワーママです。フルタイムで夜勤もしていた二児の母。そんな私の話も交えながら、この章を書いていきたいと思います!
これは、2021年10月に厚生労働省のJIPT労働政策フォーラム「男性の育児休業」で配布された資料です。
政府目標は出産後の女性の継続就業率55%でしたが、実際は53.1%でした。第一子の出産を機に約50%の女性が退職しているという調査結果です。
退職理由は色々あるようですが、
などが上がっています。
今までは仕事と家事の両立ですんでいたところに、育児という未経験タスクが入ってくるのですから、時間配分がうまくいかなくなるのは当然のことかと思います。
両立が難しかった具体的理由として、以下のことが上がっています。
やはり、日常のタスクが一つ増えるということは体力、気力ともに負担が大きいようです。
私の場合、第一子は産休のみ取得して2ヶ月から保育所に預けて仕事を再開しました。
産後半年くらいは夜勤の回数を減らしてもらっていましたが、職場の都合上0にはならなかったですね。
夫と義両親の協力のおかげでなんとかやっていました。
今までは時間に余裕がありましたが、子供が生まれてからは嬉しい半分忙しい半分でした。そんな中、出産前後に変化したことをまとめました。
上の子の時は、私自身まだ若かったということもあり、産後すぐに夜勤ありのフルタイムに復帰しても苦ではありませんでした。
ですが、それも夫の協力があってこそです。
土日の勤務は、なるべく入れないで欲しいと職場に言いたかったのですが、他の職員の手前そんなことも言っていられない状況。
日曜日の朝に「あとよろしく!」と夫に子供を任せて出勤することもたびたび。でも、パパからのSOSのLINEはしょっちゅう来ていました。
基本的には、「その日の仕事はその日のうちに」という考えで多少サービス残業などもしていました。
でも、子供が生まれてからは、残業と休日出勤はしないと決め、定時で退社できるように効率的に動きました。
こどもが3歳までは、毎週のように風邪をひいては病院へ行くというルーティンを繰り返していました。
病院へ行くのは、なぜか母の役目でした。そのため、会社を早退したり、急に休むこともありました。
元々アクティブな方ではなかったのですが、すべてが子供中心に回り始めました。
私はフルタイム、時短、在宅、核家族に義両親との同居と様々なスタイルを経験してきました。そんな私が、それぞれのスタイルでどんな工夫をしてきたのがをまとめました。
この頃は、夫と長男と3人で生活していました。そして夜勤ありのフルタイム。そんな生活をしていた頃のタイムスケジュールです。
6:00~6:30 | 起床・朝食準備 |
8:00 | 出勤・保育園へ |
8:30~17:30 | 勤務時間 |
17:40 | 保育所迎え |
19:00 | 夕食 |
20:00~21:00 | 風呂・片付け |
21:00 | 寝かしつけ |
22:00~ | 洗濯・フリータイム |
22:00~0:00 | 就寝 |
まず自分が先に起きてご飯などの準備をすませます。
子供はミルクだったので、7時に起こしても十分に間に合いました。
何があろうと自宅は8時には出発。
この時間は厳守していました。
私の職場が保育園への通り道なこともあり、私が送り迎えをしていました。
私は認知症専門のデイサービスで仕事をしていました。絶対に定時で上がります。
なぜなら少しでも遅れると延長保育料と申込書を書くという仕事が増えるからです。
今日でなくてもいい仕事は夜勤の日に回し、今日やらなければいけないけど間に合わないものは、交代でくる職員にお願いして定時帰宅していました。
この時間で保育園へのお迎えから自宅に帰るまで済ませます。
大抵のご家庭でこの時間帯に夕飯の支度をするのではないでしょうか。
うちも例外でなく、食事の準備をしつつ、お風呂の準備をして子供もみます!
19時にはご飯を食べて順調にいけば、夫が子供をお風呂に入れている間に、夕飯の片付けと明日の朝食の下準備をしていました。
自分の入浴か、子供と一緒に入浴を済ませます。
夜活派のママは、ここで一緒に寝落ちすると起きたときのモチベーションが上がりません。
みんながみんなではないと思いますが、私はガクッと下がります。
だって、やることがあるのに寝ちゃってたんですもの。
何時間かのロス。パパがやっておいてくれたら、神様のように見えることでしょう。
寝落ちしなければ、残りの家事は大体1時間かからずに終えることができるでしょう。
後は寝るなり、遊ぶなり自由です。
大体はこのくらいの時間に寝ていました。
子供がまだ乳幼児だったこともあり、夜に起きる回数を減らそうとしたらこの時間の就寝でした。
だって、2回も3回も起きていたら朝にスッキリ起きれないじゃないですか。
うちの子たちはよく寝る方だったので、あとは3時頃に1回起きて授乳したら朝までぐっすりでした。
私は朝が大の苦手なので、夜活派です。そんな中でタイムスケジュールとして工夫していたことをいくつかあげていきます。
こんな感じだったと思います。これは自分達だけで住んでいたので、出来たことです。同居となるとまた状況が変わってきます。
次は、最近の私のスケジュールです。体調を崩して徐々に仕事復帰をするために時短で出勤しています。義両親と義祖母、次男と犬1匹が増え、7人と1匹の大家族で生活しているタイムスケジュールです。
6:00 | 祖母朝食準備 |
6:30 | 息子達起床・朝食 |
7:20 | 息子達小学校へ |
8:00 | 掃除・洗濯・風呂掃除 |
9:00~16:00 | 勤務時間 |
17:00 | 学童迎え・宿題 |
18:30~19:00 | 夕食・子供達入浴 |
19:30~20:00 | 食事後片付け・明日の準備 |
20:30 | 入浴・洗濯&干し |
21:30 | 子供たち就寝 |
22:00~ | フリータイム |
本当は起きなきゃいけません。母は朝食の準備をしないといけないのですが、朝は起きれない宣言をしています。
義母には何度も注意されていますが、こればっかりは直らないのです。
子供達は6時半に起こします。
朝食を食べさせ、学校へ行くものを全部並べておき7:20に下の子のお友達が迎えに来るのに合わせ二人とも学校へいきます。
夫が出勤してから、自分が出社するまでの時間にパジャマ類の洗濯と掃除機をかけて、風呂掃除をして出勤します。
私は認知症専門のデイサービスで仕事をしています。絶対に定時で上がります。これは相変わらずです。
在宅ワークでも、この時間には一旦仕事を切り上げます。メリハリは大事です。
この時間に学童へのお迎えにいきます。上の子は歩いて帰ってくるようになりました。家に誰かがいるので、友達と遊びながら帰って来ています。
夕飯の支度をしつつ、子供の宿題をみます。
祖母がいるときは分担します。
最近は子供達二人とも、夕食前に祖父と一緒に入浴します。というより、入るよう促します。
祖父も大変そうにしながらも、まんざらでもない様子です。
食後は子供や夫はフリータイム。
私や祖母は、子供の宿題が終わってなければ片付けをしながら宿題をみます。
この時間までに洗濯が1回終わっていれば、干してから寝かしつけをします。
子供たちは遅くても22時には寝るように決めています。
22時からは私の副業タイムです。夜な夜なパソコンをカタカタさせながら、記事を執筆したり、広告のクリエイティブを作るなどしています。そのまま朝まで起きていることもしょっちゅうです。
今行っている工夫をまとめてみました。
今、やっている工夫はこんな感じですね。基本、分業で子供が過ごしやすいように担当を分けています。その方が、誰もイライラしなくて済むのでこのスタイルで落ち着きました。
同居している分、手を抜けないところも多いですが、朝だけはどうにもならないのでお願いすることにしています。
ワーママが1日の中で何をするときに1番困るかを、様々なWebサイトで調査してみました。すると困るポイントにいくつか傾向があることがわかりました。
ワーママが1日の中で時間のやりくりに苦労しているポイントは、次のようなことでした。
ここからは、この時間のやりくりに苦労するポイントをどう乗り切っているのかについてまとめました。私の乗り切り術もお伝えできればと思います。
私は朝起きたくないですし、朝食なしでも仕事はできるのですが子供たちはそうはいきません。そして朝ってとにかく時間がないんですよね。子供のペースに合わせていると確実に遅刻するので、かなり工夫してやりくりしなければいけません。
朝食メニューの固定化は、ほとんどのご家庭で行われていました。朝からあれもこれも食べろと言っても、進まなくてイライラするだけです。
保育所も学校も給食があるので、栄養面は心配しなくても大丈夫。
どうしても栄養バランスの良いものを食べさせたいときは、夕食でがんばりましょう。
子供ってなんでも自分で決めたい時期がありますよね。「◯◯のじゃなきゃいやだ」と、お気に入りを毎日のようにきたがるので、洗濯中だからと言っても聞くものではありません。
この方法を見た時は、目からウロコが落ちると共に妙に納得しました。「2種類から選ばせる」。子供は自分で選んだから満足だし、親は時間の短縮になるしで正にWIN-WINの解決策だと思います。ぜひ、試してみてください。
ハプニングが起きようとも、何がなんでもこの時間に家を出る!と決めて朝の行動をしているという人もいました。やり残した家事があっても死ぬわけではないので、本当に必要なタスクだけをして子供と共に出勤するのだそうです。
ワーママが苦戦するのは、夕飯作りではないでしょうか?料理が得意な人や、なんでも食べてくれる子どもたちなら、そんな苦労はないでしょう。
ですが、毎日夕飯の献立を考えて準備をすることは、地味に面倒な作業ですよね。
こんな風に工夫して乗り切っている例があったのでご紹介します。
クックパッドはうちにある食材を入力するだけで、数多くのレシピを紹介してくれます。
ただし作る人が目分量で調理するので、その日により味が違います。
クラシルさんは同じようにレシピを紹介してくれるのですが、こちらは動画で教えてくれます。
調理過程をイメージできるので、「私でもできるかも」とちょっとやる気を出してチャレンジできます。
そして、クラシルさんは1品検索ではないのです。献立も決めてくれるんですよ!
メインのレシピを決めると、それにあったおかずや汁物を自動で選んでくれます。和・洋・中などジャンルで選ぶこともできます。
一番効率をあげてくれたのは、食材の宅配サービスですね。
食材宅配のヨシケイは1人分500円と少し割高にはなりますが、献立を決めなくて良いし、スーパーで買い物をしなくて済むので、結果安く済んでいるという方も。
我が家は、生協の共同購入ですぐに調理できる食材のセットを常備しています。
これがなければ、我が家は誰かが専業主婦にならなければなりません。
すごくお得というわけではないんです。
やっぱり、それなりの金額はします。でも、余分な買い出しをしなくていい分、少し食費が安くなりました。
それなりの量を揃えられ、時短調理ができる食材の宅配はオススメです。
休みの前日などに食材を一気に購入して置いて、休み当日の午前中のうちにひたすら下ごしらえ&保存用ジップ袋に入れて保存するというもの。
切った野菜を料理ごとに袋詰めし、可能なものは調味料を入れ下味をつけてしまいます。
餃子やコロッケは成形をして、あとは焼くだけ揚げるだけの状態で冷凍しておきます。
子どもたちが未就学児だった頃は、帰宅してから寝るまでの時間は戦争状態でした。
なんとしても21時、遅くても22時までには寝なければと必死でした。今思えば、なんであんなに必死に頑張っていたのか。
この戦争タイムは悪魔の時間と言ってもいいでしょうね。
お風呂で手こずっている家庭の方は、ほとんどが帰宅後か夕食前に入浴を済ませるように工夫していました。
もちろん我が家も夕食準備中に、まずおじいさんとお風呂に行かせます。
夏場は保育所から帰って直行させてました。
うちの子供たちはかなり代謝が良いようで、ちょっと動いても「シャワー浴びたの?」ってくらい汗をかいて遊んでいたからです。
それ以外の時期では、ご飯前に入るように促しています。
お風呂に入れてしまえば洗濯もできるようになるので、その後の効率がかなり違ってきます。
我が家は宿題は学童で終わらせて来るんです。
もしやってこないと、お母さんが鬼のような目で宿題ができるまで見ているから、学童で宿題した方がいいんでしょうね。
でも、学童も遊ぶことに夢中で宿題を忘れることがあります。
そんな時は、お母さんに睨まれながらも必死にやっています。
その点でいうと、祖父母は上手ですよ。
本人たちをもてなしながら着々と進めていきます。何が違うんだろうかと不思議なくらいです。
ここまで平日1日のタイムスケジュールを紹介してきました。もちろんこの通りには進まない日もあります。けれど、時短家事のコツをつかむと少しくらい予定がズレても「なんとかなる」と心の余裕が持てるようになります。
いかがでしたか?ワーママの毎日は正直驚きの連続!いつ何が起きるかわかりません。
予定を立ててもその通りにいったことが無いなどという人もいるでしょう。
先輩ワーママのスケジュール例はあくまでも参考です。
頑張りすぎるといつかは限界がきます。
その前に気持ちを切り替えて、完璧を目指さず気楽に過ごせるようになると良いですよね。
自分にあったスタイルを見つけて、適度に手にぬきをしつつ、仕事と家事育児を乗り切っていきましょう!
この記事を書いた人
畠山 かおり