副業がはじめての人に人気なのが、データ入力のお仕事。
職歴やスキルは必要なく、スキマ時間にもできる、タイピングができれば、大丈夫なので、初めての在宅ワークにはオススメです。
主婦でもスキマ時間に始めることができますので、とても人気が出ています。
タイピングやデータ入力を実際にはじめるには、どんな準備が必要なのでしょうか?
仕事内容やお仕事獲得の方法、報酬やメリット・デメリットについて解説します。
タイピングを中心としたデータ入力は、主に企業から渡されたデータを、スマホやパソコンで打ち込んでいくのが仕事です。
扱う情報やデータにはいくつか種類があります。
扱うデータには、
この二つに大きく分類できます。
名刺・伝票の情報入力 | 名刺・伝票の情報をExcelファイルに入力する |
海外通販サイト出品登録 | 指定された情報を入力し、商品を出品する |
アンケート結果の集計 | アンケートの結果を指定どおり集計し入力する |
リサーチが不要なものとは、名刺や伝票と言った情報を入力する業務です。
通販サイトの情報入力や、アンケート結果の入力といった業務もありますが、入力するだけなので、誰でもできる仕事と言えます。
テレアポリスト作成 | WEBだけではなく、タウン誌なども活用し、指定された業種の会社を検索する 社名や電話番号、メールアドレス、所在地などをExcelファイルに入力する |
口コミ作成 | 指定された商品やサービスのSNSでの口コミを探し、Excelファイルに入力する |
音声データの入力 | インタビューや議事録など、指定された音声データの内容を文章化し入力する |
SNSのコメント投稿 | 指定された条件のアカウントを探し、フォローしたりコメントを投稿する |
リサーチが必要な物とは、指定のあった項目を調べて入力します。
ただ入力するだけの調査の必要ない仕事に比べると少し時間もかかる内容です。
入力するだけならスキマ時間でもできそう!と思うママも多いと思います。
まずは、仕事の合間や育児の合間で、少しでもお小遣い稼ぎをしたい人にはお勧めです。
ここでは、タイピング・データ入力の仕事をはじめる流れをまとめています。
インターネット環境が必要なので、自宅の環境を確認しておきましょう。
スマホだけではできない案件も多いですし、作業の効率を考えたら、パソコンを用意したほうが無難です。
エクセルやワードといったソフトも必要ですし、案件によっては、パワーポイントを使うこともあります。
それぞれの使いかたをマスターしておくと、仕事を獲得する過程でも有利になります。
また、ネット環境があれば仕事になりますので、家ではパソコンで仕事をして、外出先ではスマホで続きをするという働き方もできます。
お仕事を獲得する際に、個人情報を扱う場合もあります。会社の情報を共有してもらい、仕事をするので、条件などを最初に確認しておくことをお勧めします
という条件を提示されることもあります。
端末や、ネット環境が用意できたら、クラウドソーシングでお仕事を探します。
最初に、クラウドソーシングに登録します。登録は無料。
サイトの利用手数料は、仕事を完了し報酬を受け取る時に差し引かれます。
クラウドソーシングサイトは複数の会社に登録できます。
「クラウドワークス」「ランサーズ」「ママワークス」「ココナラ」などが有名です。
クラウドソーシングサイトはたくさん存在していますが、実績を積むには、一つの会社にしたほうが良いでしょう。
受注する案件を増やしたり、単価を上げるために有効になります。
レビューがついたり、実際にお仕事をした人からのコメントが信頼性につながります。
案件を探したら、受注します。
クラウドソーシングサイトは、受注者も発注者も評価する仕組みです。
過去に取引をした人が、クライアントに対しどんな評価をしたかを事前に確認できます。
作業内容や報酬、納期など、複数の会社を見比べることで、相場がわかります。
クライアントのホームページやリンク先も確認すると良いと思います。
悪質なクライアントも、中には紛れていますので注意してください。
作業の内容や量が曖昧だったり、納期が極端に短い場合などは、選ばないようにしましょう。
また、外部の連絡ツールを使うことは禁止とされているサービスが多いので、LINEや電話番号を聞かれるなど誘導されたら要注意です。
タイピング・データ入力の報酬はどのくらいでしょうか?
時間単価の案件もありますが、多くが仕事量に対して支払われる成果報酬です。
1件、1文字ごとに設定されていることが多く、1文字0.1円や1円など単価の低いものもあります。
時間単価の場合は1,000円〜1,500円くらいが相場になっています。
プロジェクトごとに固定報酬を定めているところもあり、商品の出品リストなどをアップする作業なら5,000円〜10,000円ほどです。
単価の高い案件だと、効率よく収入に繋がります。
タイピングスキルに自信がないうちは、単価の低い案件で、仕事に慣れるのがコツです。
タッチタイピングができるようになると、仕事を仕上げるスピードが格段に速くなります。
タッチタイピングとはキーボードを見ないで文字を入力することを言い、ブラインドタッチとも言われています。
資料を見ながらタイピングするので、効率も疲れも差がでます。
Fに左の人差し指、Jに右の人差し指を置くホームポジションではじめます。
楽しく練習できるサイトがあるので、やってみると良いですね。
「e-typing」「myTyping」「寿司打」がおすすめです。
適度な休息をはさみながら、環境を整えると作業しやすくなります。
たとえば、
など、できるだけ取り入れましょう。
クライアントが望む仕事ができれば、信頼度が高まり、高単価の案件を紹介してもらえることもあります。
これは仕事をする上での最低限のマナーですが、注意して期待に応えられる仕事をしましょう。
タイピング・データ入力は、スキルがなくてもすぐに取り組めるだけでなく、次のメリットがあります。
このメリットを順番に解説していきます。
作業量を増やせば簡単に収入を増やせます。
会社勤めやパートなら、時給はあらかじめ決まっていて、他の人よりもどんなに作業ができても報酬は変わりません。
長く続ければ時給がアップすることもありますが、ほんのわずかですよね。
タイピングなら、自分が頑張った分だけ収入が増えていきます。
慣れればコツがわかるので、効率よく働けます。
パソコンとネット環境があれば仕事になるので、自宅で働けます。
通勤時間もかからず、通勤で体力を使うこともありません。
都会の人は、満員電車に乗って通勤する必要がありませんのでストレスも減るかもしれません。
インフルエンザなどの心配もないですね。
パートとは違い、時間の拘束がありません。
納期に合わせて、自分が作業しやすい時間を選べます。
家事や育児のスキマ時間も活用できますし、ガッチリ取り組むのも自由です。
仕事の合間にカレーを仕込んでいるママさんもいます。
会社勤めだと急な部署の移動などがあり、突然やったことのない業務になることも。
タイピングなら、自分で仕事内容をみて応募できるので、基本的なパソコンスキルを活かした仕事を続けられます。
また、書けば書くほどスキルも身に付きますし、文字を打つタイピングのスピードも上がります。
ライティングの勉強にもなりますので、専門スキルを付けて単価アップに繋げていくのが理想的です。
データ入力の仕事は、出勤したり、対面で契約を交わしたりすることもなく、自宅で完結します。
服装やヘアスタイルも自由で、上司や先輩から仕事ぶりを監視されることもありません。
休暇や休憩を取るのに気をつかうこともなく、業務に集中できるのが良いですね。
もちろん、タイピング・データ入力を仕事にする上で、デメリットもいくつかあります。
などです。
経験がなくてもはじめやすいため、報酬単価が低いのが現状です。
誰でもできる仕事ほど単価は安い傾向にあり、短時間ではお小遣いにもならないほどの収入で止まってしまうことも。
タイピングが遅い場合、業務をこなせる量が少なくなるので、思うような収入にならないかもしれません。
継続してスキルを身につけ、単価アップができればいいですね。
簡単にはじめられる仕事ですが、同じ作業の繰り返しで、単純作業となってしまいます。
やりがいを感じづらいため、じっとしているのが苦手な方や飽きやすい方は、ひとりで続けるのは難しいかもしれません。
まとまった作業時間が取れる場合、ずっと座って作業するので、運動不足になりがち。
同じ姿勢なので腰痛や肩こり、パソコン画面を見ているので目の疲れもあります。
などの工夫が作業を続けるコツです。
1日にこなせる業務量にはどうしても限界があります。
お小遣い稼ぎなら、スキマ時間や、休日にコツコツこなせますが、まとまった収入にはなりにくいもの。
ただ、続ければ慣れてくるので、作業スピードが上がり、報酬単価の高い案件を獲得することにつながります。
こなせた量は確実に収入になるので、続けることが大切です。
タイピングやデータ入力に限らずどんな仕事もそうですが、情報の扱いや、納期を守ることが大切。
タイプミスにも注意が必要です。
情報の扱いには注意が必要ですよね。
顧客情報を扱うこともあるので、個人情報の漏洩は絶対にあってはなりません。
守秘義務もありますので、仕事内容や仕事で調査した内容、記事の内容など、安易に外で話さないようにしましょう。
数字の場合、一桁の違いで大きな損失につながることもあり得ます。
「を」を「お」などの、細かい間違いも、読み取れなくなります。
継続して仕事をもらえるよう、正確な入力で、見直しやチェックを行いましょう。
納期の遅れは、クライアントからの信用を失うことにつながります。
やむを得ず遅れる事象が発生したら、早めに報告することが大事です。どうしようどうしようと悩んでいるうちに、納品日になって謝るというのが、一番最悪なパターンです。
きちんとした対応をすることで、印象が大きく変わります。
期限を守れるように仕事の進捗状況や、スケジュールをしっかり把握しておきましょう。
副業は、自分で管理しなければならないことがたくさんあります。
自己管理も仕事のうちと思い、徹底していきたいですね。
タイピング、データ入力の仕事内容や報酬、メリット・デメリットについて、また注意点などをまとめました。
向き不向きもありますが、考えすぎるよりも、副業をまずやってみるのはとても大事です。
タイピングならすぐに取り組めるので、在宅での働き方や、副業に慣れるのに適しています。
環境づくりや疲労対策は意外と重要です。
知らず知らずのうちに、大きく影響しますので、自分に合った工夫をしましょう。
この記事を書いた人
田中 かおる