みなさんは、美容院の予約には何を使っていますか?
私は、予約サイト経由がほとんどなのですが、先日、いつも通っているところで、「最近は、Instagramを見たお客さんから、DMで指名予約が入ることが多い」と聞きました。
株式会社ICT総研が実施した「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、日本のSNS利用者は8,270万人で、普及率はもっとも広まっているLINEが79.5%、Instagramは52.9%だそうです。
集客方法が多様化するなか、SNSをビジネスで活かすためには、戦略やノウハウがより必要になってきています。
そういったSNS関連のプランニングから運用までを代行するのがSNS運用代行です。
この記事では、SNS運用代行の仕事内容、どんな資格やスキルが必要なのか、お伝えします。
今話題のSNS運用代行なら、自宅でクリエイティブなお仕事ができる可能性大です。
SNS運用代行って実際どんな仕事?始め方や資格の必要性
SNS運用代行とは、Facebook、Instagram、LINEなどのSNSを使い、クライアントの宣伝や、実際にSNSの運用をしたりする仕事です。
商品購買の仕組みをWEB上で作るマーケティング的な仕事をすることもあります。
実際の仕事内容はこんな感じです。
SNS投稿 | 定期的に会社のビジョン、商品紹介などを静止画・動画で作成し、インスタグラムで発信します。 やること ・フィード投稿:バナー・投稿文を作成 ・縦型動画(リール・ストーリーズ):スマホで見やすい動画を作成 |
コミュニケーション | SNSは相互コミュニケーションツールなので、定期的にユーザーとのコンタクトを取ります。 やること ・ライブ配信 ・コメント返し ・DMにて個別連絡 ・アンケート |
集客導線構築 | SNSで知ってくれた方に商品を買ってもらうための導線作りを提案します。 やること ・プロフィール欄のメッセージ作成 ・集客導線用のフォーム作成 ・LP作成 |
企業が抱える課題には、新規顧客獲得があります。
そのために、SNS(インスタグラム・YOUTUBE・Facebook・ツイッターなど)を使い、「フォロワーを増やす」、「キャンペーンの宣伝をする」などを行う必要があります。
クライアントの提案したい思いや商品をSNSに発信するために、投稿内容を考えたり、SNSを使ったフォロー&リツイートの企画を立案したりする仕事です。
街なかで自分が関わった商品を見たり、SNSでリアルな反応が返ってくるのをダイレクトに感じられたりするのでやりがいがあります。
また、投稿は、写真の撮り方やコピーライティングなど、表現を工夫できる要素が多くあります。変化や競争も激しいので、常にチャレンジしていたいという人には魅力的な仕事です。
SNS運用代行の仕事をしている方へのインタビュー
OL辞めて、在宅ワークデビューしたワーママの体験談
SNS運用代行は新しい職種であり、必ず必要になる資格やスキルはありません。
日常的にSNSを使っていて、閲覧だけでなく、コメントや投稿も好き!という人には向いているでしょう。
まず、前提としてSNS運用代行には必要な資格はありません。
そのため、初心者でも知識をつけながら仕事ができます。
SNS運用において、持っていると良いスキルは次の3つです。
これらのスキルを取得できるのが、次に紹介する資格です。いずれも、講座受講と検定がセットで、2〜3万円程度の費用となっています。
SNS運用代行として、スキルアップする際に持っておくといい資格は次の4つです。
それぞれを詳しく紹介します。
「初級SNSマネージャー」は、一般社団法人ウェブ解析士協会が主催する、企業SNSを運用から危機管理まで、包括的に管理できる人材の育成を目的とする検定です。
初級の講座では、SNSマーケティングの考え方や運用方法をはじめ、炎上、危機管理などの基本事項、SNS活用の戦略立案、各SNSの事例や分析ツールの見方を学びます。
「ウェブ解析士」は、同じく一般社団法人ウェブ解析士協会が主催する、ウェブ解析の基礎からデータ指標の活用方法、レポートの作成方法などを学ぶ検定です。
3つのレベルがあり、ほかにクライアントへの提案を視野に入れた「上級ウェブ解析士」と、講師として教えるようになることをめざす「ウェブ解析士マスター」があります。
「Webアナリスト検定」は、日本Web協会が主催する、Google Analyticsの分析を中心とした初心者向けの検定です。
実際のGoogle Analyics の画面を使って講師が画面上で解説を行うため、Web分析ツールに今まで接したことがない人でも、手順がイメージしやすいでしょう。検定自体は、東京か大阪の会場で受ける必要がありますが、講座はオンラインで5時間完結と短いため、取り組みやすいです。
「Webライティング能力検定」は、社団法人 日本WEBライティング協会が主催する検定で、企業の社員教育や研修の場でも利用されています。
信頼感や宣伝効果を高めるライティング技術が身につくだけでなく、個人情報保護や炎上対策なども教えてもらえるため、SNSに限らず、仕事で文章を書く機会がある人にはおすすめの検定です。
実際にSNS運用代行のお仕事を未経験から獲得するためには、いくつか方法があります。
一つずつ説明していきます。
実際に学んだことを、自分のインスタグラムで発信します。
再現性があるノウハウなら結果が出るはずです。
フォロワーが増えた実績やポートフォリオ代わりになるインスタグラム投稿バナーは、ポートフォリオ代わりになります。
あなたのアカウントも私のように、フォロワーを増やしませんか?
と営業活動をします。
お仕事マッチングサイトには、様々なお仕事依頼があります。
自信がないうちは、バナー作成だけでも可能ですし、インスタグラムに特化した運用代行などの募集もあります。
ちなみに、クラウドワークスで「SNS 代行」と調べると72件のお仕事があります(2023.1.26時点)
今までの募集では2000件以上のお仕事がやりとりされているようです。
など、様々な依頼がありますので、スキルアップしながら報酬もいただいちゃいましょう。
スキルを覚えて、さらに本業にしたい場合は、数多くあるSNS運用代行の会社に入るのもいいですね。
SNS代行会社 | 特徴 |
SAKIYOMI | ・インスタグラムに特化した運用代行会社 ・累計350万フォロワーの運用事例とツールによるデータ収入の掛け算で最適な運用方法を提案。 |
株式会社ライトアップ | ・BtoB、BtoC問わず、幅広く業種業態を網羅 ・Facebook、Twitter、Instagram、LINEの運用代行、ソーシャルマーケティング支援 |
CyberBuzz | ・ソーシャルリスニングを活用した施策立案 ・課題や目的に合わせた多彩なプランがある |
toridori | ・インスタ運用代行に特化した運用代行会社 ・月5万円で代行依頼可能 |
BEASTER | ・ソーシャルメディア✖️御社のサービスで、製品サービスに共感を生み出すソーシャルマーケティング提案 |
ぜひ、学んだことをアウトプットしていきましょう。
SNS運用代行は、これからも需要はあります。
バナー作成だけでもできれば、お仕事は始められます。
やりながら、数値を見て改善していくので、コツコツ改善するにはおすすめです。
SNS運用代行をしながらマーケティング戦略などもお伝えできるようになるとお仕事の幅も報酬単価もあがります。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
この記事を書いた人
平井 カヨコ