あなたは誰のために仕事をしていますか?
仕事と子育ての両立って、永遠のテーマだと思うんです。
仕事もしたいけど、子育てもしたい、どっちに比重を置けばいいのか、普段から考える人も多いのではないでしょうか。
過去に私も「子供に寂しい思いをさせたことがある」と思っています。
今は子どもたちが中学生と小学生なので、当時のことを聞いても、全然覚えてないんですけどね(笑)
今回は、誰のために仕事をしていますか?というテーマで、お伝えしたいと思います。
あなたは誰のために働いていますか?子どものためにって恩着せがましくない?
あなたは誰のために働いてますか?と聞かれたときに、家族のため、子どものためだと答える人はどれくらいいるのでしょう。
内閣府の世論調査(平成26年)によると、働く目的は「お金を得るために働く」と答えた人が51.0%,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合が14.7%,「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた者の割合が8.8%,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合が21.3%となっています。
引用 内閣府の世論調査(平成26年)より
https://survey.gov-online.go.jp/h26/h26-life/2-3.html
お金を得るために働くという53.2%の中に、子どもの教育費や家計のために働くことも含まれているのでしょう。
でも、私は「自分のために働く」という気持ちが大事だと思っています。
子供のために頑張れることももちろんありますよね。
でも、自分が楽しくない仕事や、やりたくない仕事をしていると、どこかでこんな風に思ってしまうかもしれません。
それが、時には、「子供のせいで」と聞こえることがあります。
子供の立場になると、「あなたのせいで」と言われるのは、とても辛いことだと思います。
私はこんなに大変な仕事をしているという想いが、子供の脳内で「ぼくのせい」と変換されたらすごく寂しいことだと思うのです。
なので、子供のためではなく自分のために働いているという意識を持つことが大切です。
私の周りで仕事を楽しんでいて、やりがいのある仕事をしてる人の多くは
と子供から言われるそうです。
私も「ママ遊んでるだけじゃん!」みたいな感じで言われます。
ママが楽しそうに仕事をすることで、子供が仕事に対する感じ方が変わってきます。
私の中学校2年と小学校4年の子どもは
と言ってくれるようになりました。
子供が働くことに前向きになれるのは、自分自身が楽しい仕事をするというのも一つの手です。
楽しく仕事をすることが大切、とお伝えしてきましたが、「そんなこと難しい!」と思うかもしれません。
でも、行動や考え方から、少しずつ変えられるのではないでしょうか。
子供に、「あなたのために頑張ってる」と言った時のお母さん自身が元気なかったらどうでしょうか?
「あなたのために」が「あなたのせいで」に変換されてしまうのです。
これだと、子供はとても悲しく感じます。でも、お母さんも子供のせいにしたいとは思っていないはずですよね。
なので、まず自分が楽しい仕事ってなんだろう?
って考えて見るところから始めてみてはいかがでしょう?
必ず楽しい様子が表情に出てくると思うので、そういう仕事を選んで欲しいです。
私自身、1人目を産んだ時は子供1人ぐらい自分の生活を変えずに育てられると思っていました。
仕事も辞めずに会社に行きたいし、子供1人ぐらい余裕で育てられると思っていたんです。
今思えば浅はかな考えです・・・
皆さん経験してみるとわかると思いますが、子供って実際に育ててみるとめちゃくちゃ大変で、育児中なんて本当に何にもできないですよね。
私は、子供が赤ちゃんの時に、どうしても打ち合わせが必要なクライアントは、会社に子どもを連れて行って後輩に赤ちゃんを抱っこしてもらってる間に打ち合わせや営業にに行くことがありました。
クライアントに、「子どもがいるのにがんばってるね」と言われると、ハンデキャップを持っているようで、子どもがいないときよりもっと大きな成果を出したいと思うようになりました。
周りに迷惑をかけながら、子どもも見ながら仕事をしていると
そんなふうに、思っていました。
今思うと、なんか執念と言うか、、、そこまで必死に働く意味あったのかな?と思ったりします。
そのうち、私がパソコンの前に座ると、1歳くらいの息子が泣くんです。
邪魔してくるようになったり、目つきが鋭くなってきた感じがしてきます。
仕事の納期が迫ってたりすると、スケジュールがこなせなくて、本当に発狂しそうになるくらい嫌でした。
その頃のワタシは、完全に家族のために働いていました。
でも、その家族が、私が働いたら辛そうなんです。
「私ってなんのために働いているんだろう」
そう思って、全部の仕事をやめました。
あのとき仕事をやめていなかったら、私のメンタルがおかしくなってたか、子どもがおかしくなってたか、どちらかだったと思います。
今、私の講座には、妊娠中の人や、育休産休の間にスキルアップしたい人も来てくれています。
「赤ちゃんがいるから働きには行けないけど、在宅で働きたい」と考える人も多いです。
会社員として働いているけど子供が出来て、育休が必要になると部署を変わるという話もよく聞きます。
会社としては「あなたのためを思って、もう少しゆるい部署に異動させてあげます」という言い方で部署を変更するそうですが、本人としては
という気持ちを持っている人も多い印象です。
そうなると、「なんか違う」と感じるようになりますよね。
今の会社でやりたくない仕事をやるなら、会社を辞めてやりたい仕事で在宅で働きたい!と思うようになり、
私たちの広告プランナー講座に入ってくださる方々も多くいらっしゃいます。
と思いながら仕事をするのはもったいないですよね。
「楽しい仕事をしましょう」と言っても「そんなの出来るの?」と思う方もいるかもしれません。
でも、実際に行動してる方もいます。
凄いキャリアがある人だから転身出来てるんじゃない?と思うかもしれませんが、本当に誰でも楽しく仕事をすることができるんです。
そのためには、まず「行動すること」が大事です。
本を見て調べたり、サイトを見て検討してみるだけでもいいのです。自分が行動することで、身の回りの環境は変わっていきます。
母親が変わっていく姿を見せてあげることで、子どもにも良い影響を与えるのではないでしょうか
私が専業主婦の時は、子供の方が忙しかったんです。
幼稚園の息子に、「ママは暇そうでいいね、僕は幼稚園に水泳に公文に忙しいのに」って言われたこともあります。
「ちゃんとしなさい」「宿題しなさい」と言ってるママがテレビ見てゴロゴロしてたら、子供だって違和感あると思うんですよね。
でも、自分が一生懸命楽しく働いてると、子供も自主的に行動するようになりました。
「子供のために働く」と言うのは言い方はキツイかもしれないですが、個人的には恩着せがましいと思ってます。
私はそんな親にはなりたくないので、言わないようにしようと意識していました。
多分これを聞いてイラッとしたりとか疑問に感じたり、共感したり色んな意見があると思います。
そうはいっても子供のためには働かないと生活できないから!そう感じる人もいるかもしれません。
人はイラっとする時には、きっと自分の中で信念があるからで、
こうやって深堀して考えていくと、「自分が本当はどうしたいのか?」というヒントがわかります。
琴線に触れるところは、自分がこだわりがあるところなので、ぜひ自分が何が嫌で何がしたいか考えるきっかけになればいいなと思っています。
あなたは誰のために働くの?というテーマで、私の想いと経験をまとめました。
子供に、僕のせいでママは忙しいんだ。辛い仕事をしているんだ。と思われないように、笑顔でできる仕事を選んで欲しいと思います。
そのために、まずは子供のために働くという考えから、自分が楽しくできる仕事をする、と意識してみましょう。
ママが楽しく笑顔で仕事をすることで、子供もママみたいに楽しく仕事をしたい!早く大人になりたい!と思ってくれるでしょう。
この記事を書いた人
野川 ともみ