「栄養士の仕事はやりがいはあるけど、収入が少なくて副業がしたい!」
栄養士さんの中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか?
副業をするとしても、せっかく栄養士の資格があるのだからスキルを活かした副業があるといいですよね。
など、栄養士の仕事を活かした副業について知りたいことは多いはず。
というわけで今回は、栄養士の資格を活かした副業について説明していきます。
合わせて実際に在宅で仕事をしている栄養士の口コミも紹介していくので、参考にしてください。
栄養士は在宅でも仕事がある!資格を活かした副業の探し方|メリット・デメリットもご紹介!
栄養士は就業するためには資格が必要な仕事で、食を通して人の役にたて、やりがいを感じる職業です。
ですが、意外と給与が低く、非正規雇用になることが多いと言われており、実際のところはどうなのでしょうか?
ここからは栄養士の仕事の実状と副業について説明していきます。
令和3年度の賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によると、栄養士の平均年収は37.4歳で368万円ほどです。
管理栄養士になると手当が上乗せされますが、それでも高いとは言えません。
日本人全体の平均年収が約420万円と言われているので、一般的な給与水準より低めとなっています。
また、栄養士の就業場所は病院や給食センターなどたくさんありますが、資格保有者に対して正社員の求人は少ないです。
パートや派遣になると年収はさらに下がるので、収入に関しての不安が常にあります。
栄養士は収入が少ない、正社員の求人が少ないといった理由で、資格があっても栄養士以外の仕事をしている人も多いです。
ですが、栄養士になるために勉強した知識は一生モノといえます。
栄養士だけで生活していくことは難しいかもしれませんが、資格と知識を活かして副業や在宅ワークで収入を補填することは十分可能です。
国が副業を推奨するようになり、栄養士も副業解禁の流れに乗って認める職場も増えてきました。
副業を認める企業が増えたことや、食への意識が高まり栄養に関わるサービスの増加したことで栄養士の活躍の場が増えました。
実際に栄養士として働きながら、資格を活かした副業をしている人も増えています。
実際に在宅で働く栄養士さんは、どのような環境で働いているのかツイートを集めてみました。
やはり栄養士で正社員の求人は少ないようです。
以前から副業や仕事を掛け持ちする人も多く、体力的にもきついようなので年齢が上がるに連れて難しくなるでしょう。
いくらやりがいがある仕事でも、収入が少ないとモチベーションが続きません。
食のプロフェッショナルとしてのやりがいを感じながらも、収入を増やすために副業、Wワーク、転職などを選ぶ栄養士さんは多くいるようです。
栄養士だけの話ではありませんが、副業をするにはメリットもデメリットもあります。
副業を始めるなら、両方知ってから始めるかどうか検討する必要があります。
自分のキャリアプランや、現状を考えながら今後の方向性を慎重に判断していきましょう。
栄養士の資格を活かして副業をすることは、仕事の幅を広げ、平均単価も上がるでしょう。
その他にも次のようなメリットがあります。
就業先によっては、事務など栄養士以外の仕事が多くなることもよくあることです。
せっかく取得した資格の専門性が発揮できず不満を持っている人もいるのではないでしょうか。
こういった場合、副業を始めることで専門性が活きてくる可能性があります。
栄養士の仕事はさまざまなジャンルに関わっているので、本業とは違う分野で副業をすると新しい知識やスキルが手に入ります。
仕事をしながら経験を積んで、フリーランスの栄養士として独立することもできます。
独立するときには、ある程度実績を積んでからでないと、想定していたほど仕事がない!なんてこともでてきます。
いきなりフリーランスで仕事をするのではなく、どこかに就職して経験を積み、副業で段階的に実績を作っていく方法がおすすめです。
副業を行うデメリットは、ひとつで自由時間が減ることです。
収入やスキルアップのために副業を始めたのに、ワークバランスが崩れたり体調を崩してしまったのでは意味がありません。
本業を疎かにしては意味が無いので、スケジュールには余裕を持ちましょう。
企業の中には未だに副業禁止のところも多いので、事前に就業規則を確認しておくことが大切です。
栄養士の資格を活かせるおすすめの在宅ワークがあります。
ここからは資格を活かしたおすすめの在宅ワークの内容を詳しく説明していきましょう。
栄養士のスキルをフル活用するなら、在宅で献立作成する仕事がおすすめです。
栄養やカロリーを計算して、一定の基準に合わせて献立を立てていきますが、栄養以外に季節感や同じような献立が続かないかなども配慮する必要があります。
この仕事は業務委託という形で個人で仕事を受ける方法と、保育所などに勤務し在宅で献立を作る方法があります。
保育所などに就業する場合、経験値が少なければしばらくは出勤して経験を積む場合もあります。
完全在宅で栄養士として働きたいなら、アプリサービスの栄養計算の副業がおすすめです。
アプリを運営している会社から個人的に依頼を受けて、ユーザーから送られてきた料理の写真を元に栄養計算やアドバイスをする仕事。
報酬は数百円〜1,000円程度と決して高くはありませんが、家事育児の合間にやりやすい仕事です。
栄養の知識を活かして、ネット上にあるような記事を書く仕事もおすすめです。
クラウドソーシングサイトなどでは、食材や栄養、料理に関する内容の記事作成依頼も多くあり、中には栄養士歓迎の案件もあります。
ライティングの経験がなくても、知識がある分野なので比較的書きやすいはずです。
文字単価は安い案件が多いですが、栄養士の資格があると信憑性があるので他のライターよりも文字単価が上がる可能性があります。
また、文章を書くことが好きなら自分でブログ運営もできます。
ですが実際にブログで収益を出すには、ある程度時間がかかるので根気強く続けていく必要があります。
文章を書くのが苦手という方や、文字単価が低いと悩んでいる方には動画制作して配信する副業をおすすめします。
動画制作の方が単価も高く受注でき、見せ方や解説音声を入れるかなど自由度が高い仕事ができるでしょう。
案件を自分で受注する他にも、自身でYouTube配信して広告収益を得る方法もあります。
広告収益を得る場合は、集客できる見やすい動画の作り方などを身につける必要があります。
独学でもできますが、フリーランスの動画クリエイターを目指せるスクールもあるので、そちらで勉強するのもおすすめです。
一度スキルを身につけてしまえば、栄養士の副業として完全在宅でできます。
ぜひ、検討してみてください。
いざ副業を探そうと思っても、どこで探したらいいのか悩みますよね。
ここからは、栄養士におすすめの在宅ワークを探す3つの方法を紹介していきます。
在宅勤務ができる求人を探す場合は、栄養士または在宅ワークに特化した求人サイトで仕事を探すといいでしょう。
在宅勤務をする場合は、ある程度の実務経験が必要です。
ですが就業した方が収入は安定するため、実務経験があるなら在宅勤務が可能な職場を探すといいでしょう。
副業などでライター業を始めたい人は、クラウドソーシングサイトを使うことをおすすめします。
クラウドソーシングサイトは、仕事のマッチングサービスです。
システム開発やWebデザイン、ライティングなどさまざまな案件を扱っています。
栄養士のスキルを使ったライティングの案件や、料理レシピの提案や食材のデータ入力などライティング以外の案件もあります。
高単価の案件はサイトでの実績を積まないと受注が難しいので、まずは初心者向けの案件をコツコツこなしていくことをおすすめします。
栄養士の在宅ワークに特化したクラウドソーシングサイトで仕事を探す方法もあります。
仕事内容は栄養指導や商品評価、ライティングなど栄養士の知識やスキルを活かした内容になっています。
メールや基本的なパソコンスキルとネット環境があれば、仕事ができます。
栄養士向けのクラウドソーシングサイトは、かわるproやFitsPlusなどがあるので、ぜひ登録して自分に合った案件を探してみてください。
栄養士の知識やスキルを活かして副業する場合、食品系記事のライティングや栄養指導、レシピ開発の仕事がおすすめです。
専門性が活かせるほか、新しい知識やスキルが手に入り、仕事の幅が広がります。
栄養士は栄養を通してたくさんの人の健康に携われるやりがいのある仕事です。
ですが収入も低く正社員の求人も少ないので、副業をしたくなるのは仕方がないのかもしれません。
せっかく副業するなら、今回紹介した方法で仕事を探して、知識やスキルを活かしながら楽しく副業をしていきましょう!
この記事を書いた人
畠山 かおり