このように考えている人もいるのではないでしょうか。
結論から言えば、経理の仕事は在宅ワークでも需要が多い仕事です。
なぜなら、営業職に比べ会社の利益に直結しないので、自社で経理部門を持っていない会社もあるからです。
ここからは在宅・土日のみなど、経理業務の副業について詳しく紹介していきます。
ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。
在宅や土日のみもOK|経理業務の副業紹介!
在宅の経理業務求人を探すなら、インターネット検索で探すことをおすすめします。
在宅であれば出勤することはほとんどないので、全国的に求人を探せるインターネットで検索した方が選択肢が大きく広がります。
また、希望の働き方や条件によって、検索するのにおすすめの媒体が違います。
ここからは雇用形態別に求人探しのおすすめWEBサービスを3種類ご紹介していきます。
業務委託形式の仕事を探すなら、クラウドソーシングサービスで検索するのがおすすめ。
クラウドソーシングサービスは掲載件数も多く、自分の条件に合った仕事を見つけやすいからです。
クラウドソーシングサービスは「仕事をしたい人」と「仕事をしてほしい人」をマッチングさせるサービスで、条件も詳しく掲載しているので、うまくマッチングすれば理想の就業スタイルで仕事ができます。
完全在宅経理の仕事は本来、簡単なものしかなく件数も少ないですが、クラウドソーシングサービスでは常時複数掲載されるので求人を検索するのにおすすめです。
時給単価:1,000円前後、月10時間くらいからの依頼が多いです。
正社員やパート、アルバイト、契約社員など直接雇用を希望するなら、中途採用者向けの転職サイトで求人を探すことをおすすめします。
直接雇用の経理系の求人は、転職サイトに数多く求人が掲載されています。
完全在宅勤務ができる経理求人は少ないですが、近年では在宅勤務を奨める企業も多くなってきたので探す価値はあります。
直接雇用を希望するなら、定期的に求人サイトをみる習慣をつけるといいでしょう。
自分に合ったものを選ぶなら、エージェントサービスを利用することをおすすめします。
オフィスワークのエージェントサービスは、派遣や業務委託など多彩な形態で人材の斡旋や仕事を紹介するサービスです。
もちろん経理の仕事も取り扱っていて、数は少ないですが完全在宅で可能な仕事もあります。
「週3日だけ働きたい」「時短勤務で仕事がしたい」など変則的な働き方にも対応してくれます。
ただし、仕事の割合としては出社して仕事をする方が圧倒的に多いので、求人を探す選択肢の一つとして考えてみてください。
経理スタッフの仕事は、簡単に言えば「会社のお金の動きを管理・記録すること」です。
通常は会社に出社して行う業務ですが、在宅の場合はどのような仕事内容になるのでしょう。
ここからは通常の経理の仕事と、在宅で行う場合の仕事内容の違いについて説明していきます。
経理の仕事は、利益や資産を生み出すためにお金の管理をすることです。
主な仕事で言えば、会社にあるお金の流れを管理・記録する、給与計算、会社の税金に関する業務をするなどがあります。
下に具体的な業務内容をまとめました。
記帳業務 | お金の出入りや資産の増減などを帳簿に記録する |
請求書の発行 | 取引先に送る請求書を作成する |
給与計算 | 従業員の毎月の給与計算をする |
決算業務 | 期間内の営業成績や資産の増減をまとめる各種税金の金額を計算して出す |
社会保険料の計算・納付 | 会社川で負担する社会保険料の金額を計算する |
現金の管理 | 経費精算などに使う小口現金の管理をする |
このように経理の仕事は多岐に渡ります。
大きな組織であれば細分化されている場合もありますが、小規模な会社であれば複数の業務を掛け持ちして担当している場合が多いです。
在宅でできる経理業務の範囲は補助的な内容が多い傾向にあります。
具体的には請求書の発行や、記帳業務を行います。
これは、会社にもよりますが、経理部門の他に会計士や税理士と顧問契約をしている場合があり、専門的なことはそちらに依頼しているからです。
比較的簡単な作業ですが、手間と時間がかかる業務を外注で依頼します。
在宅で回ってくる仕事が、今まで紹介してきた中だと、請求書の発行や記帳業務など比較的簡単だけど手間と時間がかかる業務になります。
在宅ワークと言っても、さまざまな雇用形態があります。
全在宅で経理の仕事ができる雇用形態は、業務委託がほとんど。
会社側としては、採用コストや経理部門を維持するコストを節約できることがメリットなので、外部のワーカーや代行業者に経理業務を委託することが多いです。
直接雇用は、正社員やパート、アルバイト、契約社員など企業と労働者の間で雇用契約を結ぶ働き方です。
この働き方の場合、在宅で経理の仕事をする求人は比較的少ないです。
経理担当として企業で仕事をする場合、毎日もしくは週の一部は在宅ワークにすることは可能です。
ですが、完全在宅ワークは難しいでしょう。
ただし、例外的に代行会社の社員として経理業務を担当する場合は、完全在宅ワークが可能なこともあります。
業務委託は、企業が業務の一部を事業者や個人に委託することです。
この場合は、代理店や派遣会社に就職するか、フリーランスで仕事を請け負うことになります。
直接雇用のように安定した収入を得ることは難しいですが、完全在宅ワークを選べる可能性があります。
経理を在宅ワークで請け負う場合は、即戦力が求められ資格や実務経験が必要です。
ですが、仕事の需要はあるので探しやすい分野だと言えます。
在宅経理の仕事をする場合、「実務経験」または「経理系の資格」のどちらかは必須になります。
在宅で仕事をする場合、企業側は一から指導することが難しいです。
そのため即戦力が求められ、初心者で資格もないとなるとほぼ採用されないでしょう。
だとすれば、どんな資格があれば良いのか気になりますよね。
ここからは経理志望なら持っておきたい資格や必要なスキルについて説明していきます。
経理の仕事を希望するのであれば、「日商簿記」「FASS」「給与計算検定」の3つがおすすめです。
それは、この3つの資格が社会的認知度が高く、「経理をどの程度知っているか」の客観的な指標になるからです。
そして仕事の募集要項にも「日商簿記◯級相当の方」などの制限があることからも、この資格の社会的認知度が高いことがわかります。
だから、この3つの資格取得が間違いなくおすすめです。
【各資格の具体的な特徴】
日商簿記 | 帳簿の記録や計算、整理する能力を証明する資格上級になると原価計算や財務諸表、会計学の知識も求められます 下級から、簿記初級・3級・原価計算初級・2級・1級があります。 |
FASS | 経理・財務の実務能力を計測する資格日商簿記と比べ実践的な内容合否ではなく、5段階評価 |
給与計算検定 | 給与計算業務における知識・スキルが問われる資格計算能力のほか、給与控除に関する税法の知識も必要下級から2級と1級があります |
在宅に限らず、経理系の仕事につくなら会計ソフトの使用経験があると有利になります。
それは、経理の現場では必ずと言っていいくらい、会計ソフトを使用しているからです。
会計ソフトは、経理や給与計算など手間や時間がかかる作業を効率化するために導入されているツールです。
有名なソフトで言えば、「freee」や「弥生会計」などがあります。
現場で使用するソフトの使用経験があれば、新人指導などもスムーズなので採用確率が上がります。
結論から言えば無資格、未経験では在宅の経理業務は難しいでしょう。
在宅で可能な業務のほとんどが「資格あり」か「経験あり」に限定されていることが多いからです。
それでも、未経験だけど在宅で経理の仕事がしたい時はどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、初心者が在宅で経理の仕事ができないわけと、できるようになるポイントを紹介します。
在宅で経理の仕事をする場合、企業は即戦力になる人材を求めています。
それは、在宅勤務になると人材育成が難しいからです。
業務委託の場合でも、基本的には同じで「依頼した作業を滞りなくできる人」を希望しています。
ですから、無資格・未経験の人が採用してもらえる確率は極めて低いでしょう。
直接雇用であれば、実務経験がなくても人材育成をしてくれる企業はあります。
そういった企業でも、在宅ワークは一人で仕事ができるようになってからでなければ交渉しても承認されないでしょう。
将来的に在宅で仕事がしたいと考えているのであれば、まずは資格取得をして会社勤務をすることをおすすめします。
在宅にこだわらなければ、資格や経験が少なくても経理として働ける可能性が十分にあります。
まずは、会社勤務で実務経験を積んで、それから在宅に挑戦することが近道の一つです。
事情があり未経験でも在宅で仕事がしたいという人もいるでしょう。
そんな人は、まず資格取得をして業務委託で簡単な仕事から始めることをおすすめします。
資格と実績があれば、会社での実務経験がなくても在宅で仕事をもらえるチャンスがあるからです。
初めのうちは「帳簿への記帳代行」「請求書の発行」など簡単な仕事から始めましょう。
慣れてきたら少しずつ難しい業務に挑戦していき実績をためていくと収入アップに繋がります。
経理の仕事はどの企業でも必要なので、在宅ワークでも需要がある仕事です。
副業や在宅ワークでするのであれば、業務委託の方が就業時間を選びやすく仕事も取りやすいでしょう。
経理の仕事は、無資格・未経験でいきなり在宅ワークをするのは難しいです。
まずは資格取得して企業に就職して実務経験を積むか、資格取得後に業務委託で簡単な仕事から始め実績を積むのが在宅ワークへの近道と言えます。
資格取得や経験によっては上位のキャリアや収入アップを狙える仕事です。
興味のある方は、まずは資格取得から始めていきましょう!
この記事を書いた人
畠山 かおり