副業を始めたい!でも手当たり次第やるよりも、これから先も求められる、ニーズが高い「スキル」で副業をスタートしませんか?本業にプラスになったり、自分のキャリアの幅が広がったりするなど、“1粒で2度おいしい”、そんな副業スキルをご紹介します。
副業で役立つスキル6選!スキルを活かした副業の選び方とメリット
本業のスキマ時間でやる、副業スキルとしてお勧めなのは、ズバリ【Webマーケティング関連スキル】です。これらの仕事は場所や時間を選ばないだけでなく、初心者からも始めることができます。
その中でも特にニーズが高まる副業スキル6選をご紹介します。ぜひご自身にぴったりのものを探してみてくださいね。
2020年から小学校で義務化したプログラミング教育。子どもたちが学ぶ=これからの時代の必須スキルです。
プログラミングは、「プログラムを作る」作業のこと。コンピューターにさせる工程を専用の言語で書き出します。
Webサイト、アプリ、ゲームなど私たちの周りにあるものは、専用の言語で書かれたプログラムで動いているので、実はとても身近な仕事。スキルを身に付ければ、お子さんにも尊敬されるかも♪
在宅で完結できる案件がほとんどで、単価も高めなので高収入が見込めます。
慣れてくれば業務の量を調整しやすいのも特徴。
これから必須スキル、プログラミングができるようになれば、将来仕事に困ることはなく、副業が本業になる、という夢も膨らみます。
具体的に必要なスキル | プログラミング言語の知識。 まずは1つの言語を習得して、徐々に増やしていきましょう。 HTML/CSS・JavaScript・PHPなど |
プログラミングスキルを活かせる副業 | Webサイトの制作からシステム・アプリ開発など幅広いです。 ・コーディング(コードの記述):5,000~100,000円 ・Webシステム開発:3,500~7,000円/時間 ・ソフトウェア・業務システム開発:300,000~800,000円 ・サーバー構築:50,000~100,000円 など |
こんな人におすすめ | ・自分の手でなにかを作ることが好き ・コツコツと試行錯誤することが好き ・将来性のあるスキルを身に着けたい |
でもパソコンなんて苦手だし、今からプログラミングなんて・・・
という方もいらっしゃるかもしれません。
御年81歳でiphoneアプリを開発した「世界最高齢のプログラマー」若宮正子さんをご存知ですか?
58歳からパソコンを始めた若宮さん。ぜひこちらの記事も読んでみてください。きっと、プログラミングに対するハードルがググっと下がりますよ。
「言葉で人の心を動かす」ライティングスキルは、ビジネス・プライベートあらゆる場面で役立ちます。
スキルアップすれば副業ライターとして、活躍できることはもちろん、本業でのメールやプレゼン資料、さらにご自身で事業を立ち上げる際にも役立ちます。
ライティングには、特に才能や経験などは不要で、パソコン1台ですぐに始められます。
時間が自由なこともメリットです。
ただし、コツとノウハウは必須なので、まずは書籍や動画教材、Webサイトなどで基本を学びましょう。
リアルや対面でのビジネスが難しい中、オンラインで集客できたり、ものやサービスを売れたりするライティングができる人は、引く手あまたです。
具体的に必要なスキル | 簡潔に書く、語尾を変える、助詞に気を付けるなどのことを意識するだけでも文章が変わります。 高度なテクニックを使うには脳科学や心理学などの勉強も必要です。 |
ライティングスキルを活かせる副業 | WebサイトやECショップでコラム記事や商品の紹介文を書く 単価は0.5~5円/文字 ジャンルの専門性を高めることで高単価受注が可能 |
こんな人におすすめ | ・文章を書くことが好き ・いろいろなサイトのリサーチが好き ・好きなものやお店、芸能人を人に勧めると喜ばれる ・映画やドラマで主人公に感情移入することが多い |
高度なテクニックを身に着けたいなら、ライティングスクールで学び、実践を積むこともお勧めです。添削をしてもらうと、自分では気づかない文章の癖や魅力的な書き方を知ることができ、成長スピードがアップします。
また、案件を紹介してもらえるチャンスもあります。
Webデザインスキルは、Webサイトをデザインしたり、構築したりするスキルです。
Webデザインができると、使いやすく、美しく見やすいサイトやバナーを作ることができ、集客や売り上げに貢献できます。
サービスや商品、企業にとって、WebサイトやSNSが欠かせなくなっている現在では、とても需要のあるスキルです。
イラストやデザインに興味があり、手を動かすことが好きという方であれば始めやすいでしょう。
ただし、自分が好きなデザインだけを主張することはNG。
お客様・クライアントの意向を汲んだデザインにするために、コミュニケーションをしっかりと取りながら、イメージを共有して進めることが重要です。
一生懸命時間を掛けて作ったあとに「イメージが違う!」とやり直しになるリスクを避けることもできます。
Webサイトデザインスキルは、ロゴ、名刺、バナー広告の制作、ブランディングデザインなど幅広いお仕事につながりますし、実績を積めばコンサルティングを加えたり、スクールを主宰したりすることで単価を上げることもできます。
具体的に必要なスキル | デザインスキル(Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、Adobe XD、HTML/CSSなど) コミュニケ―ション能力 |
Webデザインスキルを活かせる副業 | Webページ作成(1~3枚):100,000円 バナー制作:5,000~40,000円/個 |
こんな人におすすめ | ・イラストやデザインが好き ・趣味でWebサイトを作っていたことがある ・手に職つけたい ・Web業界に興味がある |
Webデザインスキルを持ち、広告運用や動画編集のスキルを掛け合わせて、大活躍している人もいます。
“Cheupの応援団長“野川ともみもその一人。
Webデザイナーから今や年商2億円の広告代理店の社長です。
また、LP専用デザインナーなど専門特化していき、指名が絶えないデザイナーさんもいます。Web系の仕事を始めたいなら、身に着けて損はしないスキルです。
YouTubeやTikTokなどのSNS動画、法人プロモーション用動画、セミナー動画、社内マニュアル動画など、さまざまな映像コンテンツの企画構成・撮影・制作・編集のお仕事です。
画像では伝わりきらない、リアルでは手に取ることができない、そのような商品やサービスはますます動画販促が増えていきます。
これから高速・大容量データの5G通信が主流になると、動画制作・編集スキルのニーズはますます高まります。
クラウドソーシングでの案件は急増しているため、ナレーションやテロップ付など初心者でも受けられる案件もあります。
未経験でこれから経験を積みたいという方にもおすすめです。
経験を積み、スキルが上がれば、高単価の案件を請けることもできます。
また、編集だけでなく動画シナリオライティングなどの企画・制作スキルがあれば、なおさら重宝されます。
具体的に必要なスキル | 動画撮影スキル、動画編集スキル(Adobe After Effects、Adobe Premiere Proなど) |
動画制作・編集スキルを活かせる副業 | 編集のみ:5,000~50,000円 本撮影~編集:200,000~500,000円/本 |
こんな人におすすめ | ・動画・映像の仕事に興味がある ・YouTubeを仕事にしたい ・気づいたらYoutubeを何時間も見ている ・SNSなどで動画を上げている、ライブをやったことがある |
ここまでは、Webマーケティング系スキルのご紹介が続いていましたが、以前からある副業として翻訳・通訳スキルもお勧めです。
翻訳は文章や音声を、日本語から外国語に、もしくは外国語から日本語に変換する仕事です。
企業のWebサイトや海外向けページの翻訳、英文事務や文字起こしなどがあります。
医療やテクノロジーなど専門性の高いジャンルやマイナーな言語ほど、希少性があるため文字単価が高くなります。
通訳は、日本語・外国語の異なる言語を話す人たちの意志疎通をするため、両方の言語が理解できることはもちろん、コミュニケーション能力も重要です。
翻訳・通訳ともに語学力をフルに生かした副業ですが、日常会話程度でも受けられる案件もあります。副業を通じて語学スキルを伸ばしたいという方にもおすすめです。
具体的に必要なスキル | 翻訳、通訳とも語学力は必須。翻訳は正確で意味の通る訳を作成する文章力通訳はコミュニケーション能力 |
翻訳・通訳スキルを活かせる副業 | 翻訳:2~8円 文字通訳:時給1500~3000円 日当10,000円〜30,000円スタートが目安 |
こんな人におすすめ | ・語学力に自信がある、語学力を上げたい ・海外の情報に触れることが好き、ワクワクする ・海外移住経験がある、海外旅行が好き ・単純作業は苦手 |
「経営学の父」、ピーター・ドラッカーは「マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ」と言っています。
企業やサービスを成長させるために、マーケティングは欠かせません。
ITが当たり前になり、マーケティングの手法や分野も次々と新しいものが出てきています。
Web、SNS、動画などのデジタルマーケティングから、市場動向のリサーチ、アクセス解析、戦略立案、コンセプト設計、イベント企画運営などの非常に幅広い仕事があります。
一方で、スタートアップや中小企業では、マーケティングのノウハウがなかったり、できる人がいなかったりします。
そのため「フルタイムの正社員としては雇えないけれど、土日だけ副業で手伝ってほしい!」などスキルシェアのニーズは増えてきています。
マーケティングスキルは、単体での需要だけでなく、他のスキルとの掛け合わせもしやすいのもいいところ。
動画編集やWebデザイン、ライティングなど、と掛け合わせると副業ワーカーとしての強みになること間違いなしです。
具体的に必要なスキル | 企画力、分析力、コミュニケーション能力など |
マーケティングスキルを活かせる副業 | Web・ITコンサル:100,000~200,000円経営 戦略コンサル:150,000~300,000円 |
こんな人におすすめ | ・本業でマーケティングや企画の仕事をやっている ・目に見える結果が欲しい ・数字で分析するのが好き、ロジカルだと言われる ・研究者気質 |
スキル6選、いかがでしたか?
副業とはいっても様々で、ポイ活(ポイント活動)やアンケート・モニター、デリバリー配達など、特別なスキルを身に付けなくてもできるものもあります。
すぐにお金になるものの、スキルが溜まりにくいジャンルになります。
今回ご紹介した【Webマーケティング関連スキル】は、ポイ活などと比べると、すぐにお金を手にすることは難しいですが、メリットもあります。
3つのメリットについて詳しくご紹介しますね。
スキルというと「資格」や「特別なもの」というイメージがあるかもしれません。
しかし、何気なく続けてきたこと、趣味などがスキルにつながることも多々あります。
例えば、インスタで動画を上げるのが好きな人は、その経験を生かして「SNSマーケター」や「動画クリエイター」として、SNSコンサルや運用代行、動画プロモーションのお手伝いができるでしょう。
自分が得意なことを、苦手だと思う人もいます。
また、文章を書くのが趣味な人は「ライティングスキル」を活かしてWebライターとしてデビューすることもできます。
Webライターは、詳しい分野を持っていると重宝されます。
例えば「子どもの教育について書籍やネットでよく調べているし、自分でいろいろ試している」としましょう。
そのような人は「幼児教育向けメディア」を運営するクライアントから見れば「表面上の知識だけでなく、体験談を踏まえた記事を書ける人」ということで評価が高まります。
副業でのスキルは本業にも生かせます。
本業と副業のジャンルが近い場合だけでなく、全く関係のない場合も「本業にプラスになる」ことがあります。
たとえば、本業がチラシや折り込みなど紙媒体の広告代理店の営業をしていた人が、副業で動画編集ができるようになったとしましょう。
これまでは提案では踏み込めなかった新しい動画プロモーションの提案ができるかもしれません。
また、会社の会議でこれまでになかった発想で、周囲が驚く企画を提案でき、「それ、おもしろいね」と評価が上がることもあるでしょう。本業の会社以外のビジネス経験が積め、新しい人脈ができ、それらが本業へ還元されると、本業にもプラスになり、やる気や自信も湧いてきます。
副業を始めると、本業がうまく回りだした、という声は副業をやっている人から良く聞かれる声です。
きちんと学んで実践を積めば、スキルは必ず高まるものです。
どのような仕事でも、高度なスキルを持つ人は、自然と収入も高くなります。
例えば国家資格。医師や弁護士、公認会計士などは高いスキルが必要な分、高収入を得ることができます。
とはいえ、最初から高いスキルを持っている必要はありません。
今はゼロからのスタートでも「スキルを習得するぞ、高めるぞ」という意識で副業を経験していくと、どんどん手に職がつき、気が付くと他の人がまねできない唯一無二の存在になるでしょう。
そうなると、「ぜひお願いしたい!」とリピートが絶えない高収入副業ワーカーの仲間入りです。
副業たくさんありすぎて選べない!一歩が踏み出せない!という方のために、選び方ガイドをご紹介します。
一番は、自分のできること=得意分野を起点にする方法です。
副業は本業やプライベートのスキマ時間にするもの。
嫌々、面倒に感じてしまうことを選んでしまうと、長続きしません。自分が楽しみながらできる副業を素直に選びましょう。
“趣味”と言えるくらいだとベストですね。
迷ったら、棚卸しをしてみましょう。
紙とペンを用意して、今までやってきた仕事で得意だと思うこと、よく頼まれたり感謝されたりすること、時間を忘れてもできることなど書き出してみてください。周りの人に聞くのもいいですね。
副業だからこそ、自分のキャリアに活かせるものを選びましょう。
「本業の仕事は、会社から言われたからやっているけど、本当は別の仕事がしたいのに」と思っている方は多いもの。
本業は「お給料のため」と割り切ったうえで、副業ではぜひ自由に目指すキャリアに近づく経験が積める仕事を選んでみてください。
例えば、将来個人向けのコーチングの仕事がしたいなら、お客様を集客するためのライティングスキルは必須になります。
しかし、将来やりたい仕事と関係ない単純作業の副業を選んでしまうと、キャリアの遠回りになってしまいます。
やりたいことに梯子がかけられる副業かどうか、チェックしてみましょう。
そもそも、何のために副業をしようとしているのかも明確にしておきましょう。
収入の柱を増やしたいのか、新しいキャリアの準備にしたいのか、人生を豊かにしたいのか。
売上や期限など数字で表すようにすると、より具体的に副業を選びやすくなります。
目的を明確にすることは、家族の協力を得るうえでも必要なことです。
平日の夜や休日にも活動するならば、家族に副業の目的や内容、かかる時間を説明して納得しておいてもらいましょう。
副業はスキマ時間で無理せずやるもので、夢中になりすぎて、本業やプライベートがおろそかになってしまっては本末転倒です(もちろん、本業以上に稼げるようになったら、ぜひ独立を!)。
もしも、最初は思うように稼げなくても、副業の目的が明確だと、続けるモチベーションにもなりますね。
副業を始めるためのスキル6選、いかがでしたか?
記事を読んで、どんなスキルを活かそうか、学ぼうかというイメージがついてきましたか?
まずは、クラウドソーシングのサイトなどで、どんなスキルの仕事が多く掲載されているか、単価はどのくらいかを見てみましょう。より具体的なイメージが湧きます。
今日ご紹介したスキル6選は、副業はもちろん、本業やそのあとのキャリアには絶対に損にならないものばかりです。もしかしたら、あなたの人生を大きく変えるきっかけになるかも!?楽しんで身に着けられるものが見つかればいいですね。
この記事を書いた人
大島 季子