私、広告運用できます!そう言えるレベルってどれくらいでしょうか。
未経験から広告運用を覚えたとき、最初は「自分が広告運用ができる」レベルなのか?迷うときってありませんか?
私なんて、できるっていいのかな?ってそう思っていました。
SNSやクラウドワークス、ランサーズなどで、「広告運用できる人、お仕事をお願いしたいです」という書き込みを目にします。
私は、今広告運用の会社を経営させていただいているのですが、面接に来た人で、「広告運用ができる」と名乗るために、覚えておいてほしいスキルをまとめたので、参考にしてもらえたらと思います。
【もう大丈夫】広告運用ができる人のレベル感は?
自分が一応そのスキルを学んできたとして、それが手を挙げていいレベルなのかどうか、悩んでいる人って結構いますよね。
スクールで学んで
胸を張って「広告運用できますって言えるレベル」がどれくらいか分からず、行動できないでいる人は少なくないのでは。
実際、仕事を受注するのに、スキルのレベルについて聞かれることもありますので、参考にしてくださいね。
「広告運用を一緒にやりましょう」とスクールの卒業生や在校生にお声がけをすると
など、色々な方がいます。
仕事として成り立つレベルがどんなものかはっきりさせると、クラウドワークスなどを見ていても「応募してみようかな」と挑戦することもできます。
実績が少ないと、「もしやってみて、できなかったらどうしよう」など、失敗するイメージが浮かんできちゃうかも。
これは、
など学んで、ある程度作れる方にも同じことが言えます。
「私、自信持ってできます」と手を挙げられないという人が結構います。
今回は、これぐらいの知識があれば、手を挙げて「やれます」と、自信を持って言えますよっていうレベルを明確にしたので、ぜひ、お仕事に挑戦して欲しいです。
「やりたい」、「やれそうだな」と思うジャンルを検索し、そのとき、書いてある実際の内容をどこまで理解できているかをチェックします。
実際の掲載内容を見てご説明しますね。
例えば、クラウドワークスで広告運用の求人を探す場合、
広告運用のビジネス → マーケティング・企画 → 営業・広告・PRをクリックします。
その中の広告・宣伝をクリックします。
色々書いてあるなかで、「【SNS広告運用】自由度の高いリモートワークで経験を詰めながらマーケティングノウハウを学べまる」に興味を持ったとします。
SNS広告、「Meta広告とちょっとLINE広告もいけるかな」とクリックしてみて、内容の8割くらいが分かればもう応募していいと思います。
色々な会社の新しく入った広告担当者の人と話をすると、以前の会社のやり方しか分かってない方が多いです。
全部を理解しないといけない!ということはないので、2割ぐらい知らなくても、そこの会社のやり方を教えてもらえば問題ないです。
ただ、言葉の理解があまりにも乏しいと話が通じないので、「本当にやってたの?」ってことになります。
例えば、仕事内容に
『Facebook広告YouTube広告の運用をやってます』
『ターゲット層に合わせた広告デザインやキャッチコピーの企画・制作ができる』
など、記載されていたら、どのような作業をするかをイメージができるかも大事です。
分からないことは検索してみて理解し、大枠が分かれば全然大丈夫。
『効果測定のためのデータ分析』と言われても、それぞれ会社によってやり方違うので、
など、自分なりにできていれば問題ないです。
各々の会社でその数値のシートは必ず違い、システムが入ってる場合もあるので、「それが分からなかったらどうしよう」と思う必要もないです。
8割ぐらい理解していれば、OKです。
ただ、「データ分析って何?」という人は、理解が8割以下だと思うので難しいと思います。
『クライアントとの目標達成を目指した戦略立案・実行』とあれば、難しそうに感じますが、簡単に言うと、クライアントの売り上げを上げるために、一緒に考えられるかどうかということです。
その会社によってやる方法が違い、自分なりに考えたことがあるというなら、十分に手を挙げる価値があるということです。
求人サイトでは、仕事内容が難しく、短く書かれていることが多いので、「いやこんな大それたことできないわ」と思うかもしれないですね。
実際に大手の代理店にいて、パートナーとして働いてくださることになった方と話をしても、それぞれの会社でやり方が違うなと思います。
知識は教科書でいうと基本が分かってるかということで、会社によって応用のやり方が違うから、そこはみんなゼロから覚えていくしかないです。
逆に言うと、全部をわかってから
働きたいと思ってしまう方は、全部が分かる前に力尽きてしまうと思いますね。
人柄をみる項目で、「求める価値観」とあり、難しそうだなって思うかもしれないですが、内容は
など、努力や時間でカバーするなど、熱意をアピールすることで、採用につなげることもできます。
自分がやりやすいジャンルを攻めていくのも戦略の一つ。
他の求人もチェックすると
などを理由に応募してみるのもいいかもしれません。
また、『リスティング広告のオンオフ切り替え』や『入稿やキーワード精査などのご依頼』とありますが、どちらも難しいということはなく、少しの経験でも採用されやすいです。
できることから採用が決まり、教えてもらったことを着実にこなすことで、次の上流の仕事を任されることにも。
まずは、得意分野から入り、やり方を知るところから始めていってもいいのかと思います。
『広告運用経験者求む』みたいなお仕事の発注で、「やったことないんですけど、教えてもらいながらならできるかと思います」では、なかなか採用は難しいです。
スキルをゼロから、教えてもらいながら仕事をするのは、フリーランスの世界では、ありえないと言ってもいいです。
もし、知識がないのなら「覚えてきてからいらしてね」となりますので、スキルを学ぶことが必要になります。
ただ、どこまでのクオリティを求められているかは、会社によって違います。
求められるレベル感がどれくらいか、コミュニケーションを取りながら、お互いに擦り合わせて契約することが必要。
採用する人も採用される人も、お互いが選ぶ立場にあり、対等なので自分とマッチするクライアントと長く付き合っていければいいと思います。
色々応募してもなかなか採用されない場合は、少し簡単なものにチェンジしてみるのもいいかもしれません。
例えば、広告運用の
などから始めさせてもらうのもお勧めです。
採用され、真面目に作業をこなし、担当者とも仲良くなると、「真面目にやってくれてるからもしかしたらこういうこともできる?」と言ってもらえる可能性が高いです。
中小企業だと、チャンスが貰えることが多いので、「こんな仕事しかできないのか…」って思うのではなく、クライアントさんと仲良くなるための飛び道具に、バナー作成や事務から入ってみるなどの方法もいいと思います。
営業の方法を男性の起業家の方に聞くと、「ハッタリかましてやるんだよ」、「やれるって言って受けてくるんだよ」とよく言われます。
冷や汗をかきながら仕事をこなしてこそフリーランス。そんなことを、一度は聞いたことがあるのでは?
だた、フリーランスでは責任が伴います。
簡単に言うと、「できませんでした」というのはなかなか難しいところ。
精一杯やってみて出来なかった場合は、他の人を紹介するか、お金を払い、出来る人にお願いするなどしてでも、納品する必要があります。
自分のスキルが足りないところを補填できるように準備して、飛び込んでみることですね。
仕事に穴を開けるわけにはいかないので、報酬以上のお金を支払ってかわりにやってもらったという起業家さんも結構いるんです。
「自分はここが足りなかったな」と知識不足を知り、勉強するためにも、挑戦するということはすごくいいことです。
広告運用には広告のアフィリエイトがあります。
アドアフィリエイトというのですが、自分の広告で商品が売れたら、成果報酬でクライアントからお金がもらえるというものです。
自分の広告運用のスキルをブラッシュアップするために、誰にも迷惑掛けないアドアフィリエイトを試してみるというのもお勧めです。
ただ、運用資金を自分で用意して広告を運用し、アフィリエイトで報酬を得て、実績を自分で作っていくっていうパターンになります。
学んだ後に自分に足りないスキルを把握し、また更にブラッシュアップしていくのですが、
これだと学び続けるだけで終わってしまうということになりかねませんよね。
などから始まり、一生懸命やっていると、次のステップの仕事を任せてもらえることが多いです。
小さい会社だったら尚更ですが、「バナーを可愛く作れるのだったら、僕の会社の広告運用も手伝ってくれない?」と、チャンスをもらえることもあります。
オンライン化が増えてきて、相手の本性はすぐに分からず、「一生懸命やります」と言っても次の日から連絡がとれないということもあります。
すごい大人しくて、「楽しくないのかな?」と思う人が、実は密かな闘志を持ち合わせ、粘り強く、頑張るタイプの人。
反面、積極的で「私何でもやります」って言ってるのに、ある日「忙しくなり、できなくなりました」という人も。
ある一定期間一緒に仕事をしてみないと、責任のある仕事をお願いしてもいいか、判断できないことも多いもの。
女性は、コツコツ頑張るというのも意外と早道で、無理なくできるのでは?と個人的には感じています。
「広告運用全部できます」と手を挙げて、実際やってみたら「いやちょっと仕様が違ってできません」というよりは、バナー作成などで手伝いながら、仕事を覚えていく方法。
チャンスがあれば、「やってみたいです」と実践し、実績を積み上げ、スキルアップになります。
どちらを選ぶかは性格にもよりますが、この2つの方法だと、リピートしながら絶え間なくお仕事できるかなと思います。
副業で広告運用を始める時、フリーランスとしてお仕事を受注した時に、これだけは持っていてほしいものがあります。
それは相談相手です。
広告運用はアップデートが激しく、情報もすごい早いので、管理画面の設定とかもいきなり変更になることはよくあること。
私は8年間広告運用をやっていますが、1人だったら絶対に続けていられなかったと思います。Googleさん、Meta社さんの匙加減でバッと変わるんですよ。その時に、1人で情報を追いかけ続けるっていうのは大変です。
いきなり
その情報を誰からももらえず、広告を運用して、追い続けるというのは至難の業です。
例えば、「ゴールデンウィークって数値が悪いって言われるけど、意外と悪くなかったよね」など、最近の傾向などの話ができるだけでも安心できます。
なので、コミュニティや相談相手というのを探しておくことは必要不可欠です。
他社が広告運用していた後に運用を代わることがありますが、広告アカウントを見せてもらうと、変な設定をしてるということがよくあります。
設定をYouTubeなどで独自で学んでも、配信されているレクチャー動画はリアルではないので、情報が古く、その通りに画面が出ないことも多いです。
そもそも人によって設定画面が違うこともあるので、YouTubeで設定を発信することはできないと思っています。
今後、お仕事を一緒にしたい人のジャンルの広告運用に特化して、実践し続けることがお勧めです。
大手の広告代理店のやり方と上場企業のやり方、起業家のやり方はそれぞれ全く違うものになります。
「上場企業で広告運用やってました」と言っても中小企業や起業家では通用しないってことはよくあります。
実際そういう代理店がいっぱいいるので、自分がどういう人と働きたいか、その人達にとっての最適な広告運用を学んでそれをブラッシュアップ。
「このジャンルだったらあなただよね」と言われるようになるよう、特化してスキルを磨いていくのがお勧めですよ!
この記事を書いた人
野川 ともみ