主婦のお小遣いって、平均どれくらいなんだろう?
なかなか、お金の話はママ友にはしづらい時もあり、「ヨソはどうなのかしら?」と気になったりすることありませんか?
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では、主人公が専業主婦の家事に値段をつけ、お給料をいただくという設定に注目が集まりました。
この設定が話題や共感を集めたのには、専業主婦が何かと肩身の狭い思いをしているという背景があるからではないでしょうか?
家事代行を頼んだら、時給2,000円〜4,000円かかるので、家事をお金に換算すると、結構な給料をもらえますよね。
この記事では、専業主婦が実際、どれくらいお小遣いをもらっているのかという切り口から、お小遣いを増やす方法もご提案します。
専業主婦のお小遣いは平均7,876円。使い道や金額を決めるポイントとは
まず、専業主婦のお小遣いの現状を見てみましょう。
あるアンケート調査では、専業主婦のおこづかいの平均金額は7,876円でした。
大多数の人が10,000円以下の金額でお小遣いをやりくりしているのが実情のようです。
ただし、一口にお小遣いといっても、どこまでをお小遣いに入れているかどうかは、家庭によって違うものです。
例えば、自分が食べたいケーキがあるとします。
カフェで一人で食べる場合は、お小遣い。でも、家族全員分買えば家計になる。ということもあると思うんですよね。
あくまで、全体の相場として、これからの情報をお伝えしていきます。
具体的な金額の分布を見てみましょう。
10,000円〜20,000円の人もいますが、最も多い金額帯は5,000円〜10,000円です。
一方、5,000円未満の人も多く、ゼロ円という方も、全体の1.5割います。
次に、7,000円ほどのお小遣いの使い道についても調査しました。
上位1〜4位を見てみましょう。
「ファッション」や「美容」が1位2位になっているのは、おしゃれをしたいオンナゴコロと言ったところでしょうか。
実際、お小遣いが少ない人は、美容院に行く回数を減らしたり、プチプラのコスメを買うといった工夫をしています。
3位は、友だちとのお茶代・飲み代のほか、ママ友とのランチ会やお互いの家を行き来する際の手みやげ代です。
子どもの世界にも影響を与えかねないママ友とのおつきあいに、気を遣っている様子も見られます。
4位は、自分用のカフェ・ランチ・スイーツ代でした。
一人でゆっくりお茶をしたり、自分用のスイーツを買っています。
ファッションに比べると大きな金額ではないですが、普段買うにはちょっと高いスイーツやカフェで過ごす一人時間を、自分へのご褒美としているようです。
お小遣いの額を決めるための、大切なポイントが3つあります。
お小遣いの金額を増やしたいと思っても、ない袖はふれませんよね。
そんな時、支出の中で見直して欲しいのが「固定費」です。
固定費とは毎月出ていく決まった金額のことを指します。
住宅ローンや家賃も固定費ですが、すぐ見直しやすい費用として、スマホの通信料や生命保険料などがあります。
固定費を見直して支出を減らすことができれば、お小遣いに回す金額も増やせます。
子どもの将来や自分の老後のために貯蓄はしておきたいものです。
本来は生活費に当たるものを、お小遣いから出してしまうというもの。
少しでも支出を減らして貯蓄に回したい場合は、お小遣いではなく固定費をチェックしてみましょう。
住宅ローン、生命保険料、携帯電話代などの固定費は一度見直すと、その後はずっと効果が続くのでおすすめです。
お互いの使い道に干渉しないことも大事です。
互いを尊重し、日々がんばっている自分へのごほうびとして、楽しく自由に使いましょう。
お小遣いへの不満についてはどうでしょうか?
金額に対しては、「少し不満」と感じている人が多くいます。
不満に感じている人の理由としては、以下のようなものが多いです。
お小遣いの額に不満がある場合、皆さんどういう対処をしているのかというと、
このような結果になります。
家計を圧迫せずにお小遣いを増やす方法として、副業で収入を増やせれば、ベストでしょう。
小さな子どもがいても在宅で完結するお仕事や、すきま時間を使って自分のペースで取り組みやすいお仕事もありますから、自分に合ったお仕事を探してみましょう。
将来性もあり、継続的な収入が見込めるお仕事へとつながることを意識してみてください。
専業主婦のお小遣い事情はいかがでしたか?
楽しく暮らし、自分を大切にするには、自由になるお金も必要です。
生活費を見直し、現状を知ること。
工夫を重ねても足らないなら、稼ぐことも必要です。
自立できるまで稼げるのが理想ですが、その前に、まずおこづかいを稼いでみる。
これは自信につながります。
家族みんなで気持ちよく、自分も大切にできる楽しい暮らしのために、できることから進めてみましょう。
この記事を書いた人
田中 かおる