近年、社会情勢の変化により、リモートワーカーが激増! 「通勤や身支度にかかっていた時間を有効活用できる」と、ポジティブな声が聞こえてきます。ここでは、主に家族と暮らしながらリモートワークに取り組んでいる女性たちに聞いた、“あるある体験”をご紹介。笑える失敗談から思わぬプラスの効果まで、共感しかない実話をご堪能あれ……!
※ネタ提供者の情報は、【ペンネーム/職業/同居する家族】の順です。
仕事相手にはできれば伏せておきたい私生活。とはいえ、自宅を仕事場にすると、切り分けは難しかったりするわけで……。そんな、超個人的事情=自分ごとに絡む“あるある”はこちら!
お互い外勤だったわたしたち夫婦。当初は家事も育児も任されてばかりのワンオペ状態だったのですが、わたしが在宅ワークをし始めてからというもの、状況は一転。PCに向かい夜遅くまでの作業や休日返上で働くこともしばしばだったわたしを見かね、なんと夫が家事を手伝ってくれるようになりました。わたしが家事をサボるようになってので耐えられなくなっただけかもしれないけれど、何も言わずにやってくれるなんて大進歩です!
【ガッチャン/在宅ワーカー/夫・子2】
在宅ワークを始める前は出勤時にエレベーターで会うことも度々あった同じマンションのおじさま。先日、久しぶりにばったり会ったのですが、「仕事辞めたの?」と聞かれてびっくり! でも、勘違いされるのも当然。なぜならそのときのわたしの姿は、“ワンマイルウェア”(パッとコンビニにでかけるようなだらけた身なり)でおまけにすっぴん。いかにも失業中って姿だったと我ながら笑っちゃいますが、正真正銘のランチ休憩です!
【りお/会社員/夫】
自宅を仕事場にするとなると、メリハリをつけるためにも仕事スペースの確保は必須! ……だったのは最初だけ。通勤がなくなり、仕事とプライベートのオン・オフに区切りをつけるのも案外難しくて、気がつけば仕事スペースとプライベートスペースの境界まで曖昧に。見慣れた景色の中で仕事を進めつつ、オンライン会議に参加したところ、なんと背後にわたしの下着がプラーン! ついさっき干したの、忘れてました!!
【のぶたん/フリーランス/夫・子1】
おうちではライトな裸族のわたし。ラクだし、洗濯物も最低限で済むし、特に夏場は冷房の節約にもなって最高! 打ち合わせもだいたいカメラオフなので、いつも上半身裸です。ところがある日、初めての相手も含めたオンライン会議で、突然指名されて顔を出すことに。でもわたしはいつも通り上半身裸! 大慌てでパーカーを着てカメラオンしたら、まさかのフードが前!! 近くに置いておくならパーカーはダメだと反省しました。
【アグリエ/会社員/ひとり暮らし】
仕事中、子どもが「今日たこ焼き食べたい!」とねだるので、夫宛にPCからLINEで「たこ焼き買ってきて」とメッセージを送信。すると、お得意様から「え……たこ??」と返信が。わたし、チャットやらLINEやら画面いっぱいに開いていたので、送る相手を間違えていたんです。あーっ!!! と思ったときには時すでに遅し。以降、“家族とのLINEはスマホで送る”がマイルールに。
【ぷるぷるさん/児童厚生員・楽器講師/夫・子2】
通勤もない、時間の自由が利く、などメリットの多いリモートワークですが、不便な面も。その最たるものものといえばオンライン会議でしょう。不安定なWi-Fi環境やPCのスペック、そして期せぬバグで起きた“あるある”とは?
自宅でオンライン会議をし始めたころは、プライバシーを守りたくてわたしもバーチャル背景をよく利用していました。でも、今は極力使わないようにしてます。というのも、バーチャル背景ってわりとバグりやすいので。隠したいはずの背景は丸見えなのに顔だけバーチャルの人が立て続けに出たあたりから、白い壁の前が一番だと悟りを開きました。
【ローズ/会社事務・副業/子3】
オンライン会議の最中、ひとりが身を乗り出して口を開きかけたので、わたしもみんなも発言をやめて待ってたんです。ところがこの人、いつまで経っても話し始めない! あれ? と思ってよく見たら、その人、今まさに話し始めるって瞬間に固まっていたんです。もう、紛らわしい~!! Wi-Fi環境って、本当に大事ですね。ルーターの置き場、思わず見直しちゃいましたもん。
【シャンプーハット/自営業/夫・子2】
バーチャル背景って、個性が出ますよね。隠された趣味や好みがあぶり出されるので、使うときは極力シンプルなものを選ぶことにしています。自分の趣味を知られたくないというより、相手の気を散らしたくないんですよね。あるとき、ものすごく奇抜な背景の方がいて、「なぜそれにしたのか」が気になって話の内容が入って来ないことがあったので……。
【ガッチャン・在宅ワーカー/夫・子2】
わたしはオンライン会議が大好き! 実際に会うよりも緊張しないし、何より、相手の自宅を覗き見するのが楽しみのひとつになっているんです。画面越しに見えるインテリアはもちろん、DIYやリフォームをめざとく(笑)見つけては、こっそり参考にしています。オンライン会議のために部屋をきれいにしておこうと掃除や片付けも習慣化されたし、部屋の改善がはかどってます!
【りん/WEBデザイナー/夫・子1】
オンライン会議中に限って到着する宅配便。しかも、うちの担当は元気がよくてインターホンではなく生声で「ヤ○トで~す!!」って言ってくれるので、クライアントにも宅配便が来たってバレバレ。「どうぞ受け取ってきてください」と気を使ってくれるので仕方なく取りに行きますが、本当は宅配ボックスがあるのでその必要はなし。おまけに、どうせ届くのは夫が注文したくだらないゲームだし……。
【カヨ/会社員/夫】
続いて、子どものいる家庭で頻発している“リモートワークあるある”をご紹介。失敗談が多めですが、「お互いさま」だからこそ、お咎めなしになるケースがほとんどのようです。
子どもってオンライン会議大好きですよね。我が家でも、隙を突いて後ろから映り込んできます。でも、シャイなので顔を出すのは恥ずかしいみたい。そんなわけで、我が子はいつも腕だけの参加(笑)。結果的に、自分の画面は常に細い腕が映り込んでおり、まるで心霊写真みたいな状態です。子どもがそばにいることを伝えていないこともあるので、相手が気を使って指摘せずにいてくれてるんじゃないかと不安になってます。
【SS/広告代理店/夫・子2】
在宅のお昼ごはんって、雑に済ませがち。我が家ではたいてい、子どもの朝ごはんの残りがわたしのランチになります。なので、朝と昼が同じなのは当たり前。3食同じなんてこともたまにあります。子どもの食事ならともかく、自分の食事だと思うと手間をかけたくないんですよね。カレーなんて下手すると3食じゃ済まないので、うっかり作れないメニューのひとつになっちゃいました。
【おーさん/コンサルタント/夫・子3】
在宅ワークなら夜でもゆっくり会議できると思っていたけれど、そういうときに限って子どもの寝かしつけに失敗してしまいます。そんなときは夫に子どもを見てもらい、わたしだけ車中に移動してオンライン会議に参加しているんですが、部屋と車内で明かりの感じが違うのでバーチャル背景も馴染みそうなものがなく、明るさの加工をしたらかえって怖そう。試行錯誤の末に、いさぎよくありのままで参加することにしました。
【アクチュ/整体・副業/夫・子】
4月から小学校に入った我が家のひとり息子。先日、国語の教科書を読み上げる“音読”の宿題でついに大失敗! ちょうど急ぎのメール返信中に、淡々と音読を始める息子……タイピングのスピードが上がるわたし……無事メールを書き上げ「送信」をクリックすると……びっくりしました。メールの内容が、途中から『おおきなかぶ』に変わってる!? そう、わたしってば息子の音読を文字起こししてたんです。メールの相手が同僚で、本当によかった……。
【そらまめママ/会社員/夫・子】
オンライン会議の間、年長組の子どもに動画配信サービスで映画を観ているようにお願いしたのですが、ミーティングの真っ最中に子どもが大泣きする声が! どうやら映画の内容が怖かったそうで、怯えた子どもはわたしの横にぴったりとついて離れず、結局会議に立ち会うことに。ちなみに観せたのは『メン・◯ン・◯ラック』の吹き替え版。こういうときはアニメが鉄板だったと大反省!
【M美/フリーランス/夫・子】
まだまだたくさんある、“リモートワークあるある”。思わず「うん、うん」とうなづきたくなる、リモートワークだからこその笑い話をまとめてお届けします!
会社の同僚や仕事先の方々に愛犬家が多く、我が家も犬を飼っているわけですが、オンライン会議中にどこかのワンちゃんが吠えると、画面越しにそれぞれのワンちゃんが共鳴しだして大変なことに! みんな犬好きなので場は和みますが、遠吠えを覚えてしまったのが悩みの種。やめさせたいけれど、会議中だから気を逸らすこともできません。調べると「遠吠えの原因はストレス」らしいので、オンライン会議がストレスになっているのかも!?
【ヒスイ/メイクアップアーティスト/犬1】
在宅ワークの利点は、わざわざ都会に住む必要がないということ。ほどほどの田舎で暮らしていますが、仕事の面で困ることはこれといって思いつきません。が、強いていうなら、オンライン会議の最中に暴走族の音が聞こえてしまうのは、ちょっとだけ恥ずかしいかも……。聞こえないようにいつもはミュートにしていて、発言するときだけミュートを切りますが、バーチャル背景みたいにバーチャル音声があったらいいのになあ。
【みかんさん/副業/夫・子3】
コロナをきっかけに在宅ワークを始めたら、電気代の請求が爆上がり! 当初は在宅手当もなく、支給される交通費がそのまま手当としてもらえる仕組み。我が家は会社の近くに住居を構えていたので交通費なんてないも同然でした。10年使い続けたエアコンを省エネタイプに買い換えたり、電源タップをスイッチ付きに総入れ替えしたりと、思わぬ出費に泣きました。
【芦花/会社員/夫・子3】
運動する習慣がないわたし。在宅ワークがスタートしてからというもの、かろうじて身体を動かしていた通勤さえもなくなったため、腰痛が悪化してしまいました。腰にいい椅子を探したものの、ハー◯ン・ミラーは高額で手が出ず。泣く泣くゲーミングチェアを購入したら、ものすごい存在感でこだわりのインテリアが台無しに! 悲しいけど、腰の調子はすこぶるいいので、自分を納得させています。
【はちみつ/自営業/夫・子】
在宅で仕事している間、BGMのつもりでYouTubeを流しています。あれって、勝手に次の動画が始まっちゃうじゃないですか? それで、気がついたら人気のYouTuberはだいたい網羅してしまって、妙にYouTuberに詳しくなってしまったんです。高校生の子どもと話題が合うのはいいけれど、これでいいのかと自問する毎日。ちなみに雑誌で紹介されていた人気YouTuberも、20位全メンツ理解できたので、これ多分重症です。
【YUMIKIN/Webライター/夫・子2】
最初のうちは、仕事とプライベートの切り替えに難儀して、戸惑うことも少なくないリモートワーク。今回寄せられた体験談を見ると、困りながらも上手に切り抜けている様子がうかがえます。みなさんもこんな“あるある”を経て、自分のペースを造り上げていきましょう!
(企画・編集:株式会社LIG / 取材・執筆:原西香/ イラスト:波打ベロ子)