子育てと仕事の両立は、働く母にとって重要なテーマです。家庭を大切にしながら、自分自身のキャリアや収入アップも諦めたくない!
しかし、子育てと仕事を両立させることは容易ではありません。時間の制約や疲労感、ストレスを感じることもあります。
この記事では、子育てと仕事の両立で大変なことや、両立させるためのポイント、疲れたときの対処法を紹介していきます。
私も働くママです。この記事が、日々奮闘しているママ達の悩みや疲れを、少しでも楽にする参考になれば幸いです。
色んな働き方のサンプルの1つとして、私の働き方をお伝えしておきますね。
私は、長女の小学校入学に合わせて長年勤めた会社を退職し、現在は完全在宅で仕事をしています。通勤も職場でのストレスもなくなり、子供との時間が増えたので、在宅ワークに切り替えて本当に良かったです。
子育てと仕事を両立する6つのポイントと疲れた時の対処法
厚生労働省の「2022年 国民生活基礎調査の概況」によると、母親全体のうち75.7%が仕事をしています。その内訳は、正職員が30.4%、非正規職員が36.4%、その他が8.8%と、やや非正規職員で働く方の割合が多いです。
働く母親の割合は、2004年の56.7%から、19%も増加しています。
雇用形態別にみると、正職員は13.5%、非正規職員は10.2%増加。
(引用元:「2022年国民生活基礎調査の概況」)
仕事をしていない人の割合が2004年には43.3%だったのが、年々減ってきて2023年には24.3%と半分くらいになっているんですね。
確かに、私の周囲でも、子供の成長に応じてパートなどを始める方が増えているなと感じます。
女の転職typeによるアンケート調査「仕事と育児の両立で女性が最も「大変さ」を感じること第一位は?」から、上位の回答を順に紹介していきます。
アンケート結果では、9割以上の女性が「時間に追われている」と感じています。
子育てと仕事に加えて家事などをこなすと、常に忙しい状態となり時間に余裕がなくなりますよね。
私も会社員のころは、平日は毎日バタバタでした。朝、会社に到着した時点で、既にひと仕事を終えた気分になることも。
そして、仕事帰りに子供を迎えに行き、帰宅してからは、子供を早く寝かせるために倍速で動き、子供と共に寝落ちする日々・・・。
思い切って在宅ワークに切り替えた今は、あのバタバタしていた日々が嘘のように、時間の余裕ができました。
半数以上の方が、周囲に気を使わせてしまうことを心苦しく感じています。
子供の体調が、急に悪くなり、仕事を休まなければならなかったり、早退することがありますよね。予定していたアポイントを延期したり、同僚に代わってもらう必要があるからです。
また、自分では「大丈夫です」と主張しても、「お子さんいると大変でしょう」と周囲が気を遣い、任される仕事の幅が限られてしまう可能性もあります。
私自身、繁忙期に突然休むのは、本当に気まずかったです。そんなときは、誠意を持って周囲へ謝罪し、休んだ分の仕事に集中していました。
今は、子供が体調不良でも様子を見ながら、在宅で仕事ができています。
2位と同様に、ほぼ半数の方が給料への影響を気にしています。
育休から仕事復帰するとき、短時間勤務を選択する方も多いでしょう。短時間は、フルタイムに比べて実動時間が少ないため、その分の給料が差し引かれます。
フルタイムの場合でも、子供がいない他の同僚と比べて給料が上がりにくい、なかなか昇給できないという話はよく聞きます。
私も会社員のころは、限られた時間の中で、効率良く業務をこなしているのに給料が上がらなかったので、割に合わないなと感じていました。
現在は、自分の頑張り次第で少しずつ報酬が増えています。
ここでは、子育てと仕事の両立が上手くいかない要因は、色々あると思いますが、代表的なものを4つお伝えしていきます。多くのお母さんは既にご存知だと思うので、お父さんにも読んでもらいたい内容です。
私も、日々の生活をこなすだけで、いっぱいいっぱいでした。
子育てと仕事の両方に、時間とエネルギーを割く必要があります。
どちらも大事にしたいけれど、それぞれに十分な時間を確保できなかったり、体力的にも厳しかったりで、両立が困難になる場合も。
パートナーの帰宅時間が遅いと、家事や育児をあまり手伝ってもらえません。祖父母などのサポートも難しいときには、ママのワンオペになってしまいがちです。
地域の子育て支援を頼る、ママ友と協力し合うなどの工夫が必要です。
共働き家庭が増えたことにより、社会全体に子育て制度は整いつつあります。
しかし、会社によっては育児休暇や時短勤務といった制度が確立されていない、周囲に理解されていないことも。
また、制度はあっても、それを使う体制が社内に整っていないことから、結局使えないこともあるので確認しておくのが無難です。
子供を預けて働くことや、子供との時間が少ないことに罪悪感を感じる方も多いでしょう。
しかし、ママが仕事をすることで家庭の収入が増えることはもちろん、一社会人として自信を持てるようになり、自己成長に繋がります。
朝、保育園に登園する際、子供が泣いて嫌がる光景を目にすることもあります。ママは罪悪感を感じてしまうかもしれませんが、お迎えの時は「遅くなってごめんね」よりも「ママ、今日も頑張ってきたよ~ありがとう!」と伝えたいですね。
仕事と子育てを両立させるためには、子育てに対する考え方を変えたり、家事の時短のコツを身につけたりすることが重要です。
あるいは、働き方そのものを見直すことも必要かもしれません。
6つのポイントを解説していきます。
家事や子育てに、完璧な状態や正解はありません。
「おかずは手作りしなければならない」、「家の掃除や片付けを毎日するべき」など、自分を追い詰めるような考えがあれば、手放していきましょう。
責任感が強い人ほど悩みを抱え込みやすい傾向にあるため、家事や子育てで適度に力を抜くコツを身につけた方が良いですね。
1日の中でできることには限りがあります。やることを挙げていき、優先順位をつけて処理しましょう。
たとえ、あまりできなかったとしても、自分を責める必要はありません。
むしろ、毎日よく頑張っている自分を労いましょう。
家事や子育ては、すべて自分で行う必要はありません。
パートナーやどちらかの両親にサポートしてもらえるなら、積極的に頼りましょう。
また、住んでいる地域の自治体のサポートを探すのも良さそうです。最適なサービスを利用することで、少しでも負担を減らしましょう。
仕事と子育てを両立させたいとき、働き方の見直しも有効な手段です。
一部でも在宅勤務が可能な仕事に就くと、時間に余裕が生まれます。職場が遠い方は、転職等で通勤時間を減らすだけでも家事や子育てに使える時間が増えるでしょう。
私は上の子が保育園年長のとき、このまま会社員を続けるか、退職して在宅で働くか悩みました。長年勤めた会社を辞めるのは勇気がいりましたが、辞めた今がすごく楽なので、決断して良かったと感じています。
在宅ワークに興味のある方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
家事は時間のかかる仕事が多いため、時短を心がけましょう。
ネットスーパーや宅配サービスなどで買い物の時間と手間を省いたり、惣菜や冷凍食品を利用して、食事の準備の時間を短縮するのもおすすめです。
家事代行サービスなどを利用するのもおすすめですよ。私はエアコンや換気扇、洗濯機の清掃を依頼したことがあります。自分でやるのが大変なことは、プロにお任せした方が安心だし、仕上がりにも満足です。
親子で過ごす時間は、子供が親からの愛情を感じ取れる時間になります。毎日触れ合うことで、子供の不安が解消しやすくなることも。
接する時間が短い場合でも、食事やお風呂、就寝時など触れ合う時間を決めて、質を高めましょう。
子育てと仕事の両立は、体力的にもハードで疲労が溜まっていきます。
ここでは、疲れた時の対処法を5つ紹介していくので、よかったら試してみてくださいね。
自分に合ったストレスの解消法を見つけましょう。ウォーキングやジョギング、ヨガ、瞑想などの運動やリラックス法を取り入れることで、気持ちを落ち着かせることができます。
「時間ができたら休憩しよう」、「仕事が落ち着いたら有給を取ろう」と思っていても、なかなか叶わないものです。「◯時になったら◯分休憩する」、「◯日は有給を取る」と先に決めることで、脳はその目的に向けて動き出します。
毎日バタバタ過ごしていると、自分の時間がなくなり、心の余裕もなくなってしまいます。
隙間時間を確保して、自分の好きなことをしたいですね。
可能であれば半日や1日自分のための時間を作り、1人で外出したり、家でのんびりしてリフレッシュしましょう。
家族、友人、近所の人々に助けを求めましょう。子供の世話や家事の手伝いをお願いすることで、自分の負担を軽減できます。
また、託児所や、自治体の一時預かりなどを利用するのも良いですね。
同じような状況の人々との交流や、情報共有ができるサポートグループ、コミュニティに参加してみましょう。他の人の経験やアドバイスを聞くことで、励ましや新たなアイデアを得ることができます。
自分の趣味や好きなことのコミュニティに入るのもおすすめです。
私は、学びのコミュニティにいくつか入っていて、自己成長のための良い刺激を受けています。
子育てと仕事の両立で大変なことや、両立させるポイント、疲れた時の対処法などを紹介してきました。
子育てや家事などの優先順位を整理し、家族や周囲の協力を得て、負担を減らしていきましょう。
また、在宅で仕事ができると、解決することも多いです。働き方を変えることも検討してみてはいかがでしょうか?
当メディアでは、在宅ワークに関する記事を多数掲載していますので、他の記事もぜひご覧ください。
この記事を書いた人
山野清香