自分のブランディングが難しいと感じる人も多いと思いますので、今日はブランディングについてお伝えしたいと思います。
今は、個の時代になり、輝いている人もいれば埋もれてしまっている人もいます。
ブランディングを意識している人がこだわるべきブランディングとはどんなことでしょうか?
個の時代に埋もれないためのブランディングを考えてみましょう。
【広告会社社長が語る】or【広告あるある】こだわるべき”ブランディング”の話
私たちのクライアントさんでもブランディングを意識した展開をしている方がすごく増えてきています。
例えば女性起業家さんに多いのが
というように、広告運用の時に広告のバナーでもブランディングを意識した依頼が増えています。
クリエイティブやモチーフなども
という感じで見た目の部分を意識している人がすごく増えてきました。
経営戦略的にブランディングを意識した、自分の立ち位置を気にして作るという方も多いですね。
差別化とかポジショニングと言うとイメージしやすいのかもしれません。
例えば、起業塾を行う場合、「すごく売れている起業塾だと実績も凄いけど、受講人数も多い」
でも、私は「親身になって個別で対応するところがメリットです。」
というように、自分のポジションをちゃんと伝えている方が増えてきました。
外国の高級時計店に知り合いが行った時の話です。
そのお店は、予約しないと入れなくで、時計も一番安くても300万円ほどする時計屋さんなんです。
扉は二重になっていて、一見さんはここのスペースまでしか行けないというような、見えない壁があるんですよね。
常連さんになると、奥でソファで喋りながら時計を見せてもらっています。
一見さんは時計をはめることすらできなくて、「売れない」と言われるそうです。
「私たちは長い付き合いの方だけで予約がいっぱいになってしまっておりますので、量産型の時計だと販売できますが限定品でお見せできるものはないのです」と言われます。
つまり、「あなたに売るものはありません」と、丁寧に言われます。
エルメスやバーキンも同じようなブランディングをしていますね。
買いたいと思っても「一見さんには商品はないです」と言われてしまいます。
このブランディングって、すごく今どきだと思っています。
昔は、お金がある人には売ってくれたと思いますが、時計でも服でも車でも、今は店側がお客様を選ぶ時代になってきているという事。
「誰でもウェルカムです。お客様は神様です。」というところももちろんありますが、多くのお店がお客様を選べるブランディングをしています。
希少性になってファンが増えていくので、お金の価値がエンゲージメントに負けてくる時代が必ず来ると思います。
信頼がなければ商品すら売ってくれないということです。
「紹介制の飲食店」も増えてきました。
お金をいくらでも払うからと言っても「うちは会員制なので一見さんは入れません」というのが多様化している時代だと思っています。
ただ、緻密なブランディングをしてないと、ここまでの立場にはなれないです。
ブランディングというと、デザインさえやれば大丈夫というのは浅くて、トータルで「本当にこういうお客様に来てほしい」という事を設計することこそがブランディングです。
お客様を選ぶということは、上から目線ではなくこれからの時代はもっと増えてきます。
大事なのは
ということを決めなければなりません。
売り上げを最大限にしたければ誰でも売ればいいので、いっぱい作ればいいんです。
でもいっぱい作らずに、今までのお客様を大事にして行くことができるのがこれからの時代だと思います。
私の会社も、ゆくゆくは自分が本当に救いたい人のために労力を使えるような会社になりたいと話をしています。
起業塾でも、最近嫌な人は断るんですと先生方がよく言います。
「自分のビジョンに合わない人は私の講座に入っても不幸になるから入らなくていいです」と伝えて「来てくれなくていいよ」と言っている人が多いです。
という時代は終わったので、自分がお客様の時にもお金を払ったら偉そうにしていいというわけではないですね。
なので”ブランディング”という言葉は、本当にお金以外の価値が凄く大事になってきています。
誰にでも売る時代はもう終わってるということですね。
広告でも言えることで、プラットフォーム側でお金を出したらたくさん配信してくれるわけではなくて、変な広告だったら出してくれないんです。
お金の価値が少し変わってきているというのがブランディングを眺めていると感じます。
社会貢献をしながら薄利多売で凄く熱く色んな人に売るのも素敵なブランディングだと思います。
選んだ人だけにものすごく愛を注ぐのも素晴らしいブランディングです。
大事なのは自分がどういう働き方をしたいかというところからブランディングを考えてみるということが今どきだと思っています。
ご自身のブランディングについて、少しでも考える機会になったら嬉しいです。
この記事を書いた人
野川 ともみ