アフィリエイトについて調べたとき「アフィリエイトは危ない」、「すでにオワコンだから稼げない」などという記事をご覧になったことがありますか?
私はありますw
でも、本当にそうなのでしょうか?
実際には、現在進行形でアフィリエイト収入で生活したり、月数万円の稼ぎを手にしている方はいます。
この記事では、アフィリエイトが危ないと言われる理由や、そのリスクを防いで安全に始める方法をお伝えします。
【アフィリエイトは危ない】5つの理由とは?初心者が安全に始める方法を解説!
最初に、アフィリエイトの仕組みを、確認しておきましょう。アフィリエイトの仕組みにはいくつか種類がありますが、ここではブログを使って稼ぐ方法をお伝えします。
ブログを使ったアフィリエイトは、自分の持っているWEBサイトや運営しているブログに広告を掲載。その広告がクリックされたり、商品が購入されたりすると、報酬が支払われる仕組みです。広告の提携先は、自分でASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録したり、利用するブログサービス事業者の推奨などから選びます。
例えば、商品が1つ売れるごとに1,000円の報酬をもらえる案件の場合は、次の流れで報酬が確定します。
細かいルールは、広告提携先によって異なりますが、上記のように商品ごとに単価が設定されているものと、購入金額に対して報酬◯%とパーセンテージで決められているものが主流です。
自分の興味や専門分野に合った商品やサービスを自由に紹介できるので、最近では副業としてアフィリエイトを行う人も増えています。
結論から言うと、アフィリエイトは正しい知識をもって取り組めば、危なくはありません。しかし、あまりよく考えずに始めてしまうと、リスクを伴ってしまうのです。
さっそく、「アフィリエイトは危ない」と言われる理由を5つ解説していきます。
アフィリエイトでお金を稼ぐことは可能です。ただ誰でも簡単に稼げる夢のようなビジネスではないことを理解しておきましょう。
ブログを利用したアフィリエイトで高収入を得てる人もいる一方で、収入を得るまでに時間がかかり、あきらめて辞める人も多いのが事実です。
NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の調査結果からも、アフィリエイトビジネスを始めて、1年未満の人の約70%は稼げていないことがわかります。
【ひと月のアフィリエイト収入×アフィリエイトを開始してからの年数】
引用元:アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2021年
アフィリエイトには、情報漏洩のリスクがあります。報酬を得るために、複数のサービスに登録する際、メールアドレスやパスワード、報酬用の口座情報が漏洩する可能性があるからです。
ASPが悪意のある第三者によって狙われ、個人情報が漏洩するリスクがあることを認識し、信頼できるASPを選択しましょう。事前に利用規約やプライバシーポリシーを確認することも大切ですね。
副業を行う場合、会社によっては禁止されていたり、申請が必要だったりします。個々の会社の規定によって異なるので、自分が在籍する会社の就業規則や労働契約書などを確認することが重要です。
給与収入の他に、アフィリエイトで20万円を超える収入があった場合、自分で確定申告をしなければいけないこともお忘れなく。
先程のアンケート結果からもわかるように、アフィリエイトで稼げるようになるには、時間もかかりますし、ある程度のリサーチが必要です。初心者の「早く稼ぎたい」といった心理につけこんだ、悪質なサービスがWEBやSNSにはあるので、気をつけましょう。
これらを利用するときには、口コミもチェックして、注意深く判断してください。
「必ず儲かる」「すぐ稼げる」などといった根拠や証拠のないうたい文句で、情報商材が販売され高額な入会金を払うなど、トラブルになる場合も。
もちろん全てのサービスが悪質ではなく、商材によっては最短で知識やノウハウを得られることもあります。大切なのは魅力的な文言に惑わされず、自分の欲しい情報が本当に手に入るのか、騙されないよう意識することです。
私自身、一時期アフィリエイトに関する情報をネットでたくさん調べていたら、それに関連する広告ばかりがでるようになりました。思わず飛びつきたくなる「稼げる」「成果をすぐだせる」などの有料セミナーの広告が何度も出てきました。
多くの場合、メールアドレスを登録すると、結局は高額を支払って情報を購入するよう促されます。早く稼ぎたいという気持ちは時に判断力を低下させるので、気を付けたいですね。
知らないうちに法律違反をして、業務停止処分を受けるリスクもあります。過去にはアフィリエイターや関連会社が逮捕されたこともあるので注意が必要です。
例えば、あなたがある商品を自分のブログで紹介する際、その商品の広告に出演している著名人の画像を許可なく使用すると、著作権、肖像権の侵害にあたります。
他にも、愛用している健康食品を紹介しようとして「痩せる」、「副作用なし」といった、効果や効能を書く行為は、薬機法違反のリスクが…。
過去、健康食品を「更年期障害・糖尿病・痛風の予防や改善に効く」などと紹介したアフィリエイターが書類送検された事例だってあるのです。
「知らなかった」では済まされないこともあるので、正しい知識をもって運用しましょう。
アフィリエイトは事前にリスクを回避すれば、安全に運用できます。リスクについてわかった後は、初心者でも安心してアフィリエイトを始め、稼いでいくためのポイント7つをお伝えします。
成功したいと考えている方は、必見です。
先述したように、アフィリエイトは自分が紹介する商品やサービスが購入されたときに報酬が得られる仕組みです。そのため、自分が本当に興味を持っている商品を選ぶことが大切です。自分が興味を持っている商品であれば、紹介すること自体が楽しくなり、充実した情報をお届けできるでしょう。
その結果、より多くの人に広告や記事を見てもらえる可能性も高まります。
アフィリエイトは、ユーザーが商品を購入することが目的です。そのため、紹介する商品やサービスについて、ユーザーが知りたい情報を提供することが大切。自分が利用したことがある商品であれば、実際の使用感やメリット・デメリットを正直に伝えることで、ユーザーの信頼を得られます。
私もCheUP!のライターとして記事を書くとき、いつもこの点を注意しています。「誰向けに読んで欲しい記事なのか」「誰のどんな悩みを解決したいのか」を常に意識していないと記事を最後まで読んでもらえない可能性もあります。今も先輩方からアドバイスをもらいながら、アクセス数を励みに日々勉強中です。
アフィリエイトの分野によっては、競合が多いため、他のアフィリエイターと差別化することが重要です。自分なりの個性的なアプローチをすることで、ユーザーに覚えてもらい、クリックしてもらえる確率が高まります。
また、アフィリエイトは、すぐに大きな報酬が得られるものではありません。長期的な視野で取り組み、コツコツと努力を続けましょう。努力が報われるまでに時間がかかるかもしれませんが、根気よく取り組むことで、成功する可能性が高まりますよ。
アフィリエイトを始めるには、少なくとも次のものを用意しましょう。
スマホだけでもブログが書ける時代ですが、情報のわかりやすさや、画像や表の挿入による見やすさなど、読者がページ離脱をしないブログを書くためには、パソコンがあると作業がスムーズです。
「はてなブログ」や「FC2ブログ」、「楽天ブログ」など無料のブログサービスもあれば、サービス自体は無料でも別途で独自ドメインやレンタルサーバー代が必要になる「WordPress」などもあります。
上記で紹介したWordPressでブログを作るために必要なのがレンタルサーバー。簡単に言えばブログ記事の保管庫のようなものです。基本は月数千円で、年単位でレンタルできます。
インターネット上の住所のようなもの。レンタルサーバーを契約するときに、サーバー提供のドメイン(URL)を安く契約できるので、同時に入手する方が多いです。
アフィリエイト広告を掲載する時は、ASPを通じて手続きをするのが主流です。数多くのASP事業者が存在するため、初心者は大手の人気のASPに登録しておきましょう。ASPによって、扱っている広告が異なるので、扱いたい広告があるかどうかも選ぶポイントです。
これらの準備をする際は、情報漏洩を防ぐためにアフィリエイト用のメールアドレスを用意したり、複数のパスワードを用意して使い分けたりと、万が一情報が流出しても被害が最小限ですむよう、対策しておきましょう。
トラブルを避けるためにも、会社に副業申請をしておきましょう。申請せずに会社に知られ、社内規則違反に該当すると見なされると、処分を受ける恐れがあります。
一般的には、
などが会社の規則に違反する可能性があるとされています。
副業をする場合は、会社に許可を得るか規定を守るようにすることが重要です。また副業に関する規定が不明なときは、会社の担当者に相談しましょう。
思うようにアフィリエイトで稼げない日が続くと、つい最短で簡単に稼げるコツを知りたくなりますよね。学ぶことは大事ですが「簡単に稼げる」といった甘い言葉や勧誘は疑いましょう。
初心者におすすめなのはASPやJAO(日本アフィリエイト協議会)が主催しているセミナーです。無料で参加できるものが多く、悪質な勧誘などもありませんので、安心して参加できます。
法律違反をしないためにも、アフィリエイトを始める前に関連する法律を理解しておきましょう。
化粧品や健康食品などの認められていない効能を誇大に広告したり、虚偽を伝えてはいけないという法律です。
例)自分が愛用しているサプリメントについて「このサプリメントは毎日2粒飲むだけで必ず痩せます!」など効果・効能について書いてはダメです。
実際の商品やサービス内容に対して、事実とは異なる情報を伝えたり、より魅力的に見せようとしてはいけないという法律。
例)「100%天然素材」と表記しているのに、実際は50%しか天然素材を使用していなかった、といった事実とは異なる内容を伝えることは違反です。
他人の記事を転載する行為、許可なく画像を使用することが著作権法違反にあたります。
例) 紹介したい商品の広告に出演している著名人などの画像を無許可で使用すること、他人の記事の転載などがこれにあたります。
特定商取引法に基づく表記は、主にインターネット上で商品やサービスを提供する事業者が、消費者に対して必要な情報を明示するための法律です。現在アフィリエイトでは「特定商取引法に基づく表記」は義務づけられていませんが、基本の部分だけでも知っておいたほうがいいでしょう。
特定商取引法に基づく表記の主な項目はこちらです。
これらの情報を、あなたのウェブサイトや広告などに表示することで、消費者(購入者)に必要な情報を提供し、信頼性を高められます。
アフィリエイトを始めてみたいなら、ぜひ以下のサイトも参考にしてください。初心者がどのようにアフィリエイトを始めるとよいのか、細かく説明しています。
「アフィリエイトは危ない」と言われる5つのリスクを避けて、初心者が安全に稼ぐためのポイントを紹介しました。アフィリエイトは正しい知識を持って始めれば、将来的に稼げるチャンスがあります。
危ないと言われるからあきらめるのではなく、危ない理由を理解し、安全に挑戦してみてください。
この記事を書いた人
高橋奈々恵