あなたはWEBで商品を買うための直感センサーを知っていますか?
Googleが消費行動を分析して発表したものなのですが、知らない人も多いですよね。
その内容が興味深かったので今回の記事で紹介したいと思います。
詳しくお伝えすると、昔はテレビで見た有名人が持っているものを、なんか欲しい、みんな持ってるし欲しい、と思う人が多かったんです。
今は、ちょっと変わってきていて直感でこれ!って思ったものを瞬時に買うという人が増えています。
ここからは、パルス型消費行動って何なのか、物を買う時代の変化について詳しく解説します。
パルス型消費行動とは?6つの直感センサー|Google社発表
従来は、顧客が商品を認識してから、興味関心を持って購入に至っていました。
消費者は
と言うように、購入に至るまでに長いプロセスが発生していました。
この過程を可視化したものを「カスタマー・ジャーニー型」と言います。
今まではこのカスタマージャーニー型の顧客の心理状態に基づいて、マーケティング戦略を練るのが一般的でした。
でも今は、どんな商品なのかその背景はどうなのかを長く調べるというよりは、直感的にいいなって思ったのを見て「あ、いいかも」と購入する顧客が多くなっています。
「あ、いいな」と思って即購入まで到達する消費行動を「パルス型消費行動」と言います。
ここ数年で、ネット業界は著しい発展を遂げました。
ネット通販で24時間いつでも物が買える時代です。
分かりやすいのは、お試し価格500円!という広告や商品サイトをたくさん見かけると思います。
もし失敗しても500円なら損しないと思える程度の金額で、お試しさせてくれるという商品がすごく増えています。
例えば、本当は買ったら約5千円するファスティングのドリンクが、初回だけ500円で試せますよという商品。
そう言われると、色々時間をかけて検討するより500円で一回買ってみて良かったらリピートしようと考えて購入する人がすごく多くなってきています。
ということを、見ている人が感じ取って、即購入に至るということが増えてきています。
ネットやスマホの普及によって、直感的に購入に至るパルス型消費行動。
この直感的に購入に至る、直感を発動させる「直感センサー」が存在しています。
Googleが発表した直感センサーが6つあるので順番に解説していきます。
実体験エピソードも交えてわかりやすく解説します。
1つ目はセーフティです。
安全なものや安心なものに興味を持つというのが1つ目。
農薬が入ってないから安全とか、この商品なら騙されないということを直感で感じさせることが重要になります。
やはり安全なものは直感センサーが働きやすいと言われています。
なので信頼性とかもすごく大事になってきます。
食品のパッケージに「無添加」などと書かれているものは安全だし、つい買いたくなります。
2つ目はフォーミーですね。
私のためにある商品、私のためにあると思ってもらえるような伝え方が大事です。
商品説明の部分に「在宅で働きたいあなたへ」などと書かれていると、私の事を言っているのかなと思いますよね。
つい自分の状況と同じことが書かれていると「私の事?」と思って読み進めていきます。
3つ目はコストセーブですね。
お買い得感や、損をしてないと感じること。
このタイミングにこの商品を買えば私は他の人より得をしそうということを、感じてもらう事が大事になります。
人はなるべく安く買い物をしたいと思うものです。
「今だけ1000円オフ」「今だけ価格」などと書かれているととてもお得な気がしますよね。
4つ目がフォローです。
という第三者の意見にも、すごく興味があると言われています。
代表的なものがレビューですね。
商品のレビューが満点が多ければ多いほど商品がいいものだと思いますよね。
評価の悪いものといいものだったらもちろん評価の高い商品を買います。
次が5つ目ですね。
今までと逆ですが、アドベンチャーと言い、新しいものかもしれないとか、なんかちょっと冒険心や好奇心をくすぐられるようなものに直感センサーが働くと言われています。
「今までにない新商品」を試してみたくなったり、「国内初上陸」というお店にはついつい入ってみたくなります。
6つ目はパワーセーブですね。
顧客のパワーをいかに使わないで買ってもらえるかというのを意識する必要があります。
なんかいいな、買ってもいいかなと思った時に申し込みの情報が多すぎて、
このように入力項目がたくさんあると、入力している間に気分が落ちてくる事もあります。
途中で子供に邪魔をされて子供の相手をしているうちに忘れられてしまうことも。
入力が面倒になって後でやろうと思って、もうそのサイトにたどり着かないこともきっと皆さんも経験あるのではないでしょうか。
一生懸命書いて一回送信をしたらエラーが出てきて、今まで書いたのが消えちゃったりするともう面倒に感じます。
そうするともう絶対書きたくないと思ってしまい、直感センサーが逆に働いてしまいます。
私はこの商品買わない方がいいんじゃないかと誰かに言われてるような気がして、辞めてしまう人も本当に多いんです。
今説明した、この6つの直感センサーをいかに反応させてあげられるかというのが、WEBで商品を買う時にすごく大事です。
これは広告でも大事で、
という広告はダメで、今は信頼性がとても大事と言われていています。
いかにそのわかりにくさや、怪しさを取り除けるか、100%の商品をきちんと100%で伝えられるかどうかを意識しています。
WEBで皆さんが購入をする背景には、この6つの直感センサーが働いていると言われています。
この6つの直感センサーに反応してもらえることでいい広告、いいWEBマーケティングのやり方と言えます。
私達の会社では広告プランナーの養成講座をしていますが、広告で年に一回募集をさせていただいています。
そうするとセーフティとか、フォローの部分を気にされる方すごく多くいます。
知り合いから私たちの講座がいいと聞いたから入りますという方ももちろんいますし、私たちの会社の広告を見てHPのアクセス数がガンと伸びてきます。
そのくらい、広告を見て実際に安心なのか調べる人がいるということですね。
背景にちゃんと会社が存在しているのか会社のことも調べてから、個別相談にお申し込みくださる方がすごく多いです。
本も出版しているので、本を出してるから信頼できましたとか、メディアもやってるからちゃんと存在しているといういうことが分かりましたとか言われます。
HPを見て、実際に住所を調べる人も多いと思います。
そのくらいネット上にはいろんな会社があるので、自分が信頼する材料を探しに行くんだなと思っています。
なのでセフティーというのはすごくこれからの時代とても大事で、私たちも信頼してもらえるために適切に情報発信をしていかなければならないと思っています。
Googleが発表した、ユーザーが物を買う時の直感センサーを6個紹介しました。
実例も書きましたので、共感して頂いた方も多いのではないでしょうか。
私もつくづく直感で物を買っていることが多いと気付きました。
マーケティングでは、この6つの直感センサーをいかに刺激できるかということがとても重要です。
この視点でWEBマーケティング戦略を練ったり、発信をしている人は意識してみるといいのではないかなと思います。
この記事を書いた人
野川 ともみ