こんにちは。広告プランナーの野川ともみです。今回は、副業から始められるWEB広告について、お伝えしたいと思います。
「WEB広告の代理店をやっている」と周りに言うと、「パソコン詳しいんでしょ」「なんか悪そう笑」「WEB広告って何?」などなど、いろんなことを言われます。
私は広告プランナーを育成する講座も主宰しているのですが、受講生にWEB広告ってどんなイメージですかと聞くと、「怪しい」と言う意見が出てきます。
*なんで、怪しいと思ったスキルを覚える講座に入ったの?って聞きたくなりますが。そこはおいといて。。。
実際にWEB広告 副業 で検索してみると、「詐欺」とサジェストされるように、「なんか怪しい?」と思って実際に検索している人も多いのでしょう。
でも、実際に私が、広告プランナーを3年ほどやっていて、声を大にして言いたいのは、こんなに初心者からでも参入しやすい、やりがいのあるスキルはなかなか無い!っていうことです。
広告運用のスキルを覚えた私は、なんてラッキーなんだろうって思う日々です。
また、コロナ禍の中、広告代理店はどこもオンライン化の需要が高まっています。新規顧客を受けられないほど忙しくなっており、個人でも新規参入しやすい時期なので、活躍するなら今がチャンスです。
そこで今回は、WEB広告を副業でやる上で必要なことをお伝えしていきます。
広告運用ってそもそも何なのか、ということからお伝えしたいと思います。
2019年、WEB広告費(2兆1,048億円)が、テレビメディア広告費(1兆8,612億円)を超えました。広告運用の中でも、WEB広告運用は特に需要が高い分野なのです。
WEB広告とは、簡単に言うとSNSやWeb検索画面(リスティング広告)などに広告を出し、そこから消費行動を促したり、認知度を高めたりすることが目的の広告です。
SNS広告の出し先の例 | リスティング広告の出し先の例 |
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上記のように身近なサービスが広告の出し先となっているように、私たちは日頃から、WEB広告にまみれて暮らしています。
ネットを開くと、現れるこんなものや、
Instagramに表示されるこんなもの
検索すると出てくる、こんなものも、すべてWEB広告です。
あなたがいつも目にしている広告を、見る側から作る側になることがWEB広告運用者の仕事です。
そのため、自分が何かネット上でモノを買ったことがある人なら、ユーザー目線になれるため、十分WEB広告を運用する素質があります!
toB(企業向け) | toC(消費者向け) | |
主な目的 | リード(見込み顧客)の獲得 | 商品やサービスの販売 |
購入までの期間 | 長い | 短い |
消費行動 | 比較検討・上司に相談してから | パルス型・気まぐれ |
広告を出す目的 | 認知・ブランディング・CV | CV.来店 |
予算 | 大 | 少額から |
専門知識 | 必要 | ユーザー目線でいい |
WEB広告は、「toB(企業向け)」と「toC(消費者向け)」に分類されます。
“Business to Business”の略称で、企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスモデル。会社に顧客管理システム人材管理、採用システムなどを導入する場合や、コンサルティングサービスを導入する場合などが該当します。
“Business to Consumer”の略称で、企業がモノやサービスを直接個人(一般消費者)に提供するビジネスモデル。化粧品、オンライン教材、サプリ、食品など、個人が商品やサービスを買うときがこちらに当てはまります。
このtoB(企業向け)と、toC(消費者向け)のWEB広告運用では、必要なスキルや考え方が異なってきます。
toBの消費行動では、その会社の規模や、信頼性によって購入を決める場合が多いです。
例えば、会社で何かを購入する際を想像してみてください。担当者がリストアップした商品を購入するためには、上司に相談、社長に確認と長い時間が必要になります。
一方、toCの場合、つまり一般消費者がモノを購入する場合は、時間軸が短いです。
大きな金額のものは、夫に相談することはあるかもしれませんが、直感的に購入する人も多いため、結果がダイレクトに数値に反映します。
そのためWEB広告が反応するのも早く、広告出稿後、1時間で商品を購入してくれるということも珍しくありません。
また、購入に至る成果を確認するのが早いということは、その数値を見て改善をするスピードも早くできます。小さい会社や起業家の売れるポイントは、大企業に比べて小回りが利くということもありますよね。
WEB広告ではスピード感のある改善が重要ですが、自社だけではどうしてもリソース不足になりがちです。そのため、副業でも広告運用をやってくれる人は、とても重宝されるんです!
また、広告代理店は、小予算のクライアントをお断りするケースも多いため、個人でも会社に寄り添い、チームの一員として広告運用をしてくれる人が求められています。
上記のことから、この記事は初心者でも始めやすいtoC向けの広告運用に焦点を当てて行きたいと思います。
副業toC向けの広告を運用する人が多い理由は、いくつか挙げられます。
まず、toC向け広告の運用は依頼する側にも、メリットはたくさんあります。
<発注する側からのメリット>
続いて、広告運用を受託する側のメリットです
<広告運用を引き受ける側のメリット>
このように、依頼する側・受託する側双方にさまざまなメリットがあるため、副業として注目されているのです。
私自身も、子供が小さく家で面倒を見ながら、副業で広告運用をスタートしました。
うまく広告が回っているときは、1日15分、うまくいっていないときでも1日2時間ほどあれば、広告改善ができるようになります。そのため、子供がお昼寝をしてる間などのスキマ時間を活用して、広告運用ができるので、暇な時間をかき集めて、仕事ができて報酬がもらえるようになります。
そして、運用していくと、WEBマーケティングの知識、ライティング、デザインについても日々学び向上していけるというのも、飽きっぽい私にはぴったりでした。
私でも、いろんな人の商品を見ることができるので、欲しいものが多くて困ってしまうという難点もあります。
その商品の思いとか、いいところを教えてもらえるので、どうしても欲しくなっちゃうんですよね。。。
WEBデザイナーや、ライター、動画編集のスキルに、広告運用を加えると、格段に仕事が取りやすくなります。
WEBマーケティングの知識があると、WEBに関する仕事で必ず役に立ちます。例えば、ホームページを作った際に、広告運用でアクセスを伸ばすこともできますし、お客様がきてくれる動画を作成することができたりします。その結果、クライアントのビジネスがうまくいけば、発注も増える、、といい感じの循環が起こりますよ。
成果物を納品して報酬をもらうスタイルから、毎月やり取りがあるお付き合いができるようになるため、継続的にクライアントと連絡が取れ、継続した関係性を築くことも可能です。
toCの広告として、代表的なものは下記に分けられます。
リスティング広告とは、検索連動型広告(検索広告)やPPC(Pay Per Click)とも呼ばれ、GoogleやYahooなどの検索窓に、キーワード(検索語句)を入れて、結果として出てくるもののことです。
[広告] と小さく書かれていることが特徴で、ほかの検索結果の上下に表示されることが多いです。
リスティング広告では、検索されたキーワードを入れた人に、ずらっと並んだ検索結果からクリックしてもらうことが必須になります。そのため、検索結果の上位に表示されることと、ユーザーが求めている答えがそのページにあるということが必要です。
ただ、誰にも知られてないサービスだと検索すらされないので、まるで超ド田舎で、看板を出してるような感じです。なので、ある程度知られてるカテゴリーや、商品名だということが必要になってきます。
SNS広告とは、Facebook、Instagram、Twitter、LINE、YOUTUBEなどのプラットフォームに広告を出す方法です。プラットフォームに集まる人に広告を出せるため、見てもらえるチャンスが多いです。
また、SNSに登録しているユーザー情報を活用して広告が出せることから、興味がある人だけに広告を見せることができるため、広告費を安く抑えられるという特徴もあります。
自分に表示される広告は、過去の閲覧ページや興味関心に偏る傾向があります。ぜひ、お友達や家族のSNSを見せてもらってください。あなたとは全く違う広告が表示されていますよ。
自分が興味のある商品の広告を出して、その商品が売れたら成果報酬をもらえるというのがアフィリエイト広告です。あなた専用に発行されたリンクから、何かしら商品が売れたら、成果報酬がもらえます。
例えば、化粧品が1つ売れたら、報酬10,000円といった形で、広告主が決めた報酬を受け取れる仕組みになっています。ただし成約報酬のため、商品が売れない場合は、広告費は100%負担することになります。
やっぱり気になるのは、「ぶっちゃけどれくらい稼げるのか?」というところかと思います。
収入は交渉次第、ケースバイケースと言ったらそれまでなのですが、一般的には、広告運用の相場として、運用費の20%というのが一つの基準になります。
つまり、下記のような計算です。
ここに、初期費用やクリエイティブ作成費が含まれる場合もあれば、別途制作費がかかるという場合もあります。
手数料で報酬が決まる場合が多いため、広告運用費が多い企業には優秀な広告運用者が担当するということも多く、なかなか小さい運用金額の担当者を受け入れられる会社が少ないのが現状です。
そこで、副業でも広告運用をやってくれる人の需要が高まっています。
実際、私が3年前に広告運用を依頼いただいたクライアントさんは、1日2000円の広告費でした。しかし、広告から商品が売れるってことを実感してくれて、1年後には、月に数百万円の広告運用を依頼してもらえるようになりました。
適切な広告運用と、WEBマーケティングの改善を行えば、売り上げって上がるんです。なので、小予算で始めたクライアントさんが、広告費をどんどんあげていってくれるということも多いです。
売れない芸人を応援し続けるファンのように、じっくりと付き合い、共に成長できるのも広告運用をしている醍醐味です!
副業で、広告運用を始めるにあたって、求められるスキルは、5つあります。
難しそうに感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。初心者からでも、できることばかりなので、一つひとつお伝えしていきます。
そして、ここがポイントなのですが、そんなに難しくないのに、難しく感じる。これって参入障壁が高そうで、ライバルが少ないので、すご〜くチャンスなんです。
まずは、広告を出す商品の理解力が必要です。
知らない商品の広告って、絶対に出せないんですよ。なので、まずは商品についての理解を深めていきます。
これらのアプローチから、商品の理解を深めていきます。
多くの広告は、文章と画像(動画)で商品の魅力を伝えていきます。
当たり前なのですが、広告を探している人って、この世にいないんですよ。そんな前提の中で、広告に興味を持ってもらい、クリックという行動を起こしてもらうためには、コピーライティングのスキルは欠かせません!
よく「ラブレターを書くようにライティングをしましょう」と言いますが、広告でも大事な考え方です。広告運用では、誰に見せるか、何を見せるかを考えて作っていくのですが、相手によって書く内容は異なります。
自分の母親に書く手紙と、恋人に書く手紙の内容は違っているはずです。そのため、商品への理解を深めたら、誰に向けて何を伝えるかを考えていきます。その際、コピーライティングの力が必要になります。
広告はニュース性が大事です。商品の売り上げは、季節やニュースに如実に反映します。実際、真冬のそうめんや、夏のこたつ、真冬の脱毛は売れづらいのです・
例えば、今だと、コロナなのに、仲間でハグし合うようなコミュニティの写真は、見ている人は違和感を覚えます。
まるで、再放送を見せられているような、時代遅れ感が漂ってきます。
このようなトレンド分析ができれば、特定の時期に、特定の購買層に対して効果的に広告を配信できるようになりますし、旬の過ぎた商品をリニューアルする必要性も感じるでしょう。
動画や、バナークを使った広告も多いため、デザイン力も必要になります。興味を持ってもらうために、適切な意図のあるデザインをしていきます。
上記の画像を見て、何色だと思いますか?
このように、混乱するバナーは、ユーザーにとってはストレスです。
ライティングを邪魔しない、なんでそのバナーにしたのか?誰をイメージしたものなのか?に答えられるデザイン力を手に入れていきましょう。
最後は、自分の経験が必要だというお話です。それは、自分の経験から作る広告運用はとってもパワフルだということ。
子育てをしたことがある人は、子育て中のママの気持ちがわかり、消費者に寄り添ったライティングができます。人間関係で悩んだことがある人は、その時の苦しさを知っている優しい文章が書けたりします。
ユーザーと同じ目線で、どう言われたいかという視点で広告を作ることができると、強烈な共感を得ることができます。
情報量が多くて捌ききれなくなっている人が多い今の時代、自分と似ている感性を持っている人は、親近感と共感を得られます。
広告運用の始め方は、知り合いの広告運用を行う、会社の広告運用担当として始める、広告代理店に就職するということ以外だと、初心者の場合は、クラウドソーシングサービスを通して仕事をゲットするのが一般的な始め方になります。
実績がない中で、仕事を獲得していくのは、最初は難しいかもしれませんが、募集要項を確認してエントリーしていくといいでしょう。
オンライン上でお仕事を依頼し、受託し完結させるクラウドソーシングの会社を通して仕事を受注する際、活用が検討される主なサイトを集めてみました。
ただし、クラウドソーシングは初心者向けではありますが、案件獲得はライバルが多いため容易ではありません。
実際、私も今までに発注したことがありますが、募集開始後1時間で、10名ほどが応募してくれました。その中には、ベテランから初心者まで多くの人がいますが、経験者がそこにいる場合、どうしても安全策をとって経験者に依頼してしまいます。
そのため、実績がない場合、価格を下げてしまいがちなことが懸念点としてあります。
また、経験値が少ないと、稼働時間を甘く見積もってしまい、思ったより時間がかかり、時給換算すると200円ほどになってしまったという話も聞きます。
みなさん、自分の値付けが下手な人が多いですね。その辺りは、また別の記事で書きたいと思います。
パソコンを使って在宅で働きたいと思った時、WEB広告の運用はかなり効率の良いスキルです。
しかも、ライバルが少ないというのもいいところです。実際、WEBデザイナー、ライターは、飽和状態なのです。そうなると、価格を下げるという人が増えていきます。プログラマーなどのお仕事は、挫折率が9割とも言われています。
そんな中で、難しいと思われていたり、怪しいイメージがあったりすることは、それは潜在的なライバルが少ないということですね。
でも実際は、ちゃんとやればクライアントさんに、感謝してもらえます。難しそうと思われてるから、需要がありますし、経験が積み重なっていくことで、広告運用者として確実にスキルアップできます。
だって、覚えたスキルで稼ぎたいじゃないですか。
だから、せっかくなら、努力した分、報われたいし、単調な繰り返しではない仕事がしたいし、、クライアントにありがとうって言われたら、どこまでも頑張れちゃう人は、広告運用という仕事はぴったりですよ。
まとめると、広告運用を副業で行うことは、十分可能です。そして、今の時代、直接会うというハードルが高くなっているため、オンライン集客の需要はますます高まっています。つまり、時代の波に乗ってるスキルだということは間違いないです。
成長している業界で、案件がどんどん舞い込んでくる重宝されるスキルを覚えると、人生変わっちゃうかもしれません。
ただ、そうは言っても、広告運用って私に本当にできるのかな?パソコンとか苦手だけど大丈夫なのかな?と思った方は、「広告プランナーになるための3つのステップ」を、無料でプレゼントしていますので、ぜひ受け取ってください。
この記事を書いた人
野川 ともみ